(街なかにホメイニ師なども顔も多いけど、実は結構アーバンなライフを楽しんでいるらしいテヘランのイラン人)
テヘランもいろいろやってたらあっという間に今日で6泊目。なんかあまり何もやってないような気がするのに、なんだか毎日忙しかったような。
毎日町の南北を行ったりきたりしてただけで、とても疲れます、テヘランは。地下鉄、バス、乗り合いタクシーなどを乗りつがなければならず、バスは行き先の文字読めないし、分かりづらいし、乗り合いタクシーも同じ行き先のを粘り強く探して、その上ぼられないように気をつけたりと、それだけでエネルギー使います。唯一地下鉄はとても簡単快適に乗れるのですが、これも痒いところには届かない程度にしか敷かれてないし。
いずれにしても、テヘラン4、5日歩き回って感じたのは、イランって思っていた以上に発展したきちっとした国であることです。英語を話せる人は他の国に比べてかなり多い印象だし(少なくとも、今回旅した中国、モンゴル、ロシア、中央アジアと比べたらダントツ多い)、駅や郵便局やネット屋さんなど、働いている人全般、仕事がとても速く、サービスもかなりいいです。例えば、駅でちょっとチケットの売り場とか聞くと、すぐに売り場の人に連絡してくれて「あの人のところにいけば、分かるようになってるから」とか、ネット屋でも、ノートPCをつながせてくれっていったら、電源の蛸足から予備の椅子とかまでをさっさっと用意してくれたり。サービスのレベルが、明らかにこれまで行った国より高い気がします。
というのも、この半年の間に行った国がすべて旧ソ連&中国という(旧)社会主義系の国だったせいかもしれません。やはり社会主義系の国は「サービスの悪さ大賞」の座はほしいままなのかもしれません。
それからもう一つ驚かされているのは、テヘランに来てみて、女性の格好がマシュハドなどにくらべてかなりブロークンであること。頭を隠しているのは同じなのですが、いかにギリギリまで髪を出せるかって感じで、若い子は頭の半分ぐらい出ている子が多く、髪を染めている女性も結構います。あ、これは前回書いたような。
で、イスラムの教えってのもかなり形骸化している気がするので、こういう人たちもみな、朝昼晩とお祈りしてるのかな、、と疑問に思っていたところ、メガネ屋の軽快な27歳男性がズバリ。
「祈り? そんなのしてるわけないじゃないか。90%の人はそんなのやってないし、イスラム教なんてほとんど気にしてないんだよ」と驚きの発言。
「おれ?祈らないよ、もちろん。はははー」
と、とても軽快に爽やかに、イランのイメージを変えてくれました。肌を出してはいけないはずの女性のノースリーブのドレスとかも売ってるので、ああいうのはどこで着るのか?と聞くと、
「イランでも家の中では、パーティもダンスも酒も、なんでもあるんだよ。ドレスだってパーティで着るように売ってるんだ。もちろん、そんな場では頭のスカーフなんてつけるわけないよ。若者はみんな、イスラム教のことより、アメリカみたいな楽しい生活を求めてるんだよ。アメリカ人のことだってすきだし、みなアメリカに行きたがってるんだよ」
とのこと。
マジで??!って気分でした。イランは大抵の人が反アメリカでっていうようなイメージを持っていたし、少なくともマシュハドやネシャブーでは、かなり強いイスラムの雰囲気を感じ続けていたので、とても意外でした。それから、タクシーの運転手とか、会った人何人かに「毎日祈るのか?酒は飲むのか?」ときいてみると、「祈ってはいるけど、酒は飲むよ、そんなハードムスリムじゃないしね、おれは」っていう答えが平均的だったような。イランのムスリムといえどもかなり幅広いようです。でもまあこれくらいの方が、すんなり理解できるというか、納得っていう感じです。
もちろん、チャドル姿の女性も多いですし、アザーンも聞こえるし、イスラムの雰囲気は十分にあるのですが。
昨夜は久々にリッチなディナーを食べに、要予約のナイスなアジアンレストランへ。別に味はそれほどでもないものの、寿司もあるし、雰囲気も東京・青山の店みたいで、リッチな気分が味わえました。値段もそれなりでしたが……。
というわけで、テヘランでもまたイランの新たな側面をかなり体感できました。そして、ちょうどぼくの仕事の締め切りが複数重なってしまって、昨日、今日は半分ぐらいは原稿書き。テヘラン以降ではネット環境に不安が残るので、テヘランにいる間にやれることをやっておこうと思ってます。
というわけで、明日は上の地図のMasulehという小さな村へ向けて出発予定。なかなかきれいなところのようですが、寒さがぐっと厳しくなりそうなのが微妙に心配です。その後もう一つ、いまも土の中に(?)人が住んでるという村にも寄ってから、次はアルメニアに入国予定。アルメニアの次はグルジア、そして黒海を越えていよいよヨーロッパ!
ゴールが近づいてきました!
oh thank you very much for your reply to me i am very happy now
i will whatch your blog for future to understand your program for future
if you couldnt come to neyshabour after europe i will send to you the pictures and nice photos
from nice places.if you have free time please send me the picture of me and you in neyshabur station
i have wish you to be successfull forever goodbye
寒い中ですけれど元気で旅されているみたいですね。
イスラムもいろいろということがわかりちょっと安心。
まあ永平寺見せて仏教徒だと言われても(^^;)
ですものね。
えええーー
そうなのか・・・。
実際に行ってみないと
分からないこと、いっぱいですね。
イランの人たちに
かなり偏ったイメージ持ってました。
ゴールまでまだまだおもしろいこと
ありそうですね。楽しみにしてます!
>hamid
thank you for your comment again!
we are now in Rasht. we've just come back from one night stay at Masuleh village. it was a nice place to relax and we enjoyed talking to people there(as it was friday yesterday, many Iranian tourist there! some of them spoke English, even japanese!)
we'll send you the photo we took together soon!
see you!
>石塚先生
イランは今回の旅で、訪れる前後で一番イメージが変わった国かもしれません。イランは本当に人が親切で感激の連続です。イスラム教についてもぶっちゃけた感じでいろんな人と話せるし、イラン人の印象は、毎日うなぎのぼりです(笑)。
>ちえちゃん
イラン人、本当にいい人多いよー。なんだか日本だと正直あまりプラスのイメージを持ちにくい印象だったけど。自分にとっては今回の旅で一番印象いい人たちだよ。明日の多分、泊まりにきなよ!って誘われた家族の家に泊めてもらう予定です。