February 13, 2007

「ロッキー6」を早速・・・

もう日本ではやっているのでしょうか。
「ロッキー6」(ほんとの題名は「ロッキー・バルボア」)。いずれにしてもつい最近の映画のはずですが、上海のDVD屋にはすでに並んでいてびっくり、何気にロッキー好きなので喜び勇んで購入しました(といっても7元=100円)。ロッキー6なんてありえないという前評判だったものの、アメリカでは結構評判よかったとかの話だったので、楽しみに観ました。

IMG_6658.jpg
(中国語でロッキーは「洛奇」<発音:ルオチー>。で、こういう新しい映画のDVDは大抵中国語と英語の字幕があるものの、英語はいつもめちゃくちゃ。多分機械翻訳そのまま。たとえば、洛奇=ロッキーは、"The is strange"という訳になっているため、試合会場で「ロッキー、ロッキー、ロッキー!」と観客が叫ぶところは、"The is strange, The is strange, The is strange!"。また、ロッキーシリーズの重要脇役ポーリーは、中国語表記がどうなっていたのかは確認しませんでしたが、"A benefit"と呼ばれていました。おそらくポーリーの「りー」が「利益」の「利」にでもなっていたのでしょう。)

で、確かにロッキーファンとして結構楽しめました。でも、ロッキーにかなり思い入れがないと楽しめないだろうというのもおそらく明らか。もはや映画のリアリティとかそういうことはたぶん誰も気にしてなく、とにかく、「なつかしのロッキーワールドを再び味わわせてくれ!」っていうファンの心理をちゃんと知っていたスタローンによる、スタローン自身とファンのための作品でした。(アメリカで評判悪くなかったのも、みんなやっぱりロッキーが思い出みたいになってるからかな……。日本の寅さんみたいな)

で、自分は、思い入れのあるファンのひとりなので、やはりよかったです。往年のロッキーのメンバーがみな30年分ぐらいちゃんと年を取って出てきて(亡くなってるキャラもいたり)、それぞれが過去を引きずっていたりして、時間の経過や老いについて考えさせられました(ロッキーの過去のシーン、人間関係、キャラクターを頭に叩き込んでおくことが前提となります)。

ま、この作品自体を観ているというより、この作品を肴にして、観ている側も昔を懐かしんでいるというのがおそらく本当で、結局この映画が面白かったとしたら、それは「ロッキー」(2から5の続編ではなく、元祖「ロッキー」)がやはり名作だったからということになるのかな、と思いました。

ぼくは元祖「ロッキー」はかなり好きな映画の一つなのでウンチクを垂れてみると、あれはボクシング映画ではなくて、恋愛映画だと思っています。で、今回のロッキー6も、その雰囲気を保っていました(2~5は、スポーツアクション映画みたいになってしまってる)。ロッキーを演じているスタローンはなんかとても魅力的だったりします(スタローンファンでは全くないのですが)。

久々に古いロッキーを復習したくなりました。


Posted by ykon at February 13, 2007 1:37 PM | トラックバック
コメント

初代ロッキーゎ恋愛映画デスか。
たしかに、ボクシングシーン自体ってそんなアレだしな。
やっぱマジソンスクエアをマラソンで走っていって、子供達が追いかけてきて、両腕を高く掲げるシーンが感動的ですょね☆

・・・冷静に考えると、何であんな事態になったのかイミフですが(^^;

アポロファンの俺としては、4あたりがアツぃのだが・・・

Posted by: 抜か八 at February 13, 2007 5:21 PM

>抜か八さん

4も確かに、あついっちゃあついね。実はおれも4あたりが一番オンタイムで知ってる作品だけど、あの辺は、ボクシングシーンがあまりにも「華麗」っていうか、ありえない感じな気がするのと、だんだん勧善懲悪のアクション映画っぽくなっちゃってるなと。
ロッキー好きなら、是非6も。

Posted by: こん at February 15, 2007 11:05 AM
コメントを投稿









名前をクッキーに保存?


画像の中に見える文字を入力してください。