更新しないまま一週間が経ってしまいました。が、元気にやってます。
昨日、初めて「闘犬」を見に行きました。二匹の犬が檻のようなリングの上で血だらけになって闘うというものです。
場所は昆明にいくつかある花鳥市場(動物や花などが売っている大きなマーケット)の一つ。そこにはかわいい犬がたくさん売られているのですが、なんとその中の一つの建物の二階に上がると、鉄格子の中のリングが……。そして中にはゴツイ一匹の犬が、半ば狂乱状態とも見えるような雰囲気で吠え、歩き、放尿しているのです。風邪を引いているのか、ひどい鼻水をたらしながら、リング上で所かまわず放尿している姿は、かなり哀れなものがありました。
(試合が始まる前、孤独に檻の中から外を見つめる犬)
数十分も待っていると試合開始。なぜか上記のヘビー級犬は今日は闘わなかったのですが、他の二頭の犬がリングへ。
(試合開始前、すでにかなりの緊張状態)
(そして開始!)
開始前から犬は相当の興奮状態で、ゴングと同時に相手に向かって突っ走って齧り付く……。同種のオスとメスの闘いのようで(上の写真とは違う試合。次の写真の二匹)、はじめ試合中どちらがどちらかが見分けがつかなかったものの、途中からそれぞれの傷によって相手が分かるようになってきました。鼻と目の間の部分をずっとかまれ続け、顔全体が血で真っ赤に染まっているのがメス。片足をずっとかみ続けられて、今にも足が折れるではないかという状態だったのがオス。
(死闘を繰り広げるオスとメス)
両犬ともの後ろに飼い主なのか主催者なのか人間が立って、犬をけしかけとにかく激しく戦わせる。ラウンドが終わるごとに、人間が犬同士を引き離してコーナーに戻し、体を水で拭くのですが、大量の血が滴り落ちるその光景はとても残酷で見ていられなかった。
3ラウンドぐらいまで行い、無念の敗退(だと思う)を喫したのはオス。両者血だらけになりながらも、興奮さめやらぬ状態で動き回る姿を見て、犬のタフさを実感するとともに、犬が非常に不憫に思えました……。
(試合が終わった後、外に連れて行かれたオスをいつまでもにらみつけるメス)
中国でこの闘犬が各地で行われているのかどうかは知りませんが、初めて見る目を覆いたくなるような光景にただ呆然としてしまいました。
(ギャラリーの人々。二試合ほど見るのに10元(約130円))
インドネシア・バリでは1度「闘鶏」を見ましたが、それも非常にインパクトが強かったです。そこでは、足にナイフをつけた2羽の軍鶏が片方を殺すまで行われていました。そしてそのすぐ横で、焼き鳥が売っている……(負けたニワトリがその場で食べられてしまっている様子)。私たち日本人にとって犬はペットという意識が強いため、犬同士の闘いをみて、最近見た「スパルタクス」という映画(最近の映画でいうとグラディエーター。人間同士を闘わせる)を思い出してしまった…。インドネシアなどでは犬は家畜以下の扱いを受けていたし、これも文化の違いなのか……。でも日本でも土佐犬の闘犬があると友達が言っていたのですが、ほんとなんでしょうか?
(一方、リングから階段を下りたすぐの所では、こんなかわいい子犬が売っている……)
日本にも闘犬はあります。土佐で有名な高知県や九州や秋田で。静岡や各地で大会も。アメリカでさえ廃止されたのに。イギリスやドイツやカナダだったかはピットブル等闘犬に使う犬種が人を咬み、飼育禁止に。
日本ではかなりの人数が咬み殺され、余所様の愛犬迄咬み殺されてもなぜか禁止ぬらない。ヤクザや在日朝鮮人が闘犬好むからか?
弱い♂や♀犬は海や川に流したり中には食う奴も。
海や川‥れっきとした不法投棄。れっきとした動物虐待虐殺であり愛護法違反。食うのはともかく、殺すのは愛護法違反。違反でないのは保健所等だから。
闘犬飼い主達は腐ってる。
>さらさん
こんにちは!土佐の闘犬はネットで見つけましたが、かなりやっている人も多そうですね。人がかみ殺されているというのは穏やかではないですが、かなりよくあるんでしょうか。中国と日本の事情はまた異なると思いますが、中国で見た限りでは、もっと動物の尊厳がちゃんと考慮されないといけないなと感じました。
Posted by: ゆうき・もとこ at July 14, 2008 7:01 AM現在は土佐在住の者です
モバゲー等を通して意見を聞いてるのですが、「日本の文化・伝統だから、それを批判するお前は最悪だ」と非難を浴びています。
日本人も野蛮ですねー
Posted by: nsda at August 22, 2008 2:32 AM>nsdaさん
こんにちは!
文化・伝統だ、という意見も、ざっくりいえば、確かにそうだとは思っています。土佐の闘犬については詳細を全然知らないのでなんともいえませんが、一般に、動物と人間の関係ってその地域や国ごとに歴史的・文化的にかなり違うから、一概に西洋的な考えで一刀両断するべきではないのでは、とはいつも感じてます。
日本の土佐闘犬はデスマッチではないんですが・・・
細かいルールがあって(細かいのでこんがらがりなすが)殺し合うとか、重傷を負うまで行わせる事は無いです。
まず、デスマッチや重傷を負うまで闘わせる闘犬が海外には多い事、日本の土佐闘犬が国内においてさえ余り知られていない事が誤解の原因だと思います。一概に海外の闘犬に関する概念のみで土佐闘犬を非難してよいのかには疑問があります。
また、咬傷事件は土佐犬の他にも結構あります。昨年でしたか、ロットワイラーによる事件がありましたね。こと闘犬種と言う事からよりセンセーショナルに取り上げられるのではないのでしょうか。
>NAGIさん
コメントありがとうございます。
この闘犬の記事は、こうしてときどき長い時間を経てからコメントをいただいたりしていて、闘犬へ関心の強い方が少なくないことを感じます。
確かに自分も、土佐の闘犬というのは名前やぼんやりとしたイメージしか知らずです。。自分が知らないだけなのかもしれませんが、メディアなどでも全然話題に上ることがない気がしますが、なんかもっと広く日本人が知るものになってもいいようにも思います。やっぱり、闘犬というだけで、いろんな批判が多かったりするのかな、などと想像してます。。
では!
Posted by: ゆうき at June 24, 2010 11:57 PM