(30日午後7時頃の空。部屋のベランダから。この写真はちょっと明るくなるように加工してますが、実際に最近は8時すぎまで日が落ちない。昨日、今日の午前と久々に雨が降り、ちょっと涼しくなって気持ちがいい)
今年の昆明は、30年来のとても乾燥した気候とのことで、いつもなら5月ごろからぼちぼち雨が降り出すらしいのに、今年はほんとに雨が少なくて困る、と現地の人は口々に言っています。私たちとしてはその方がうれしいと思っていたのですが、ところが先週末になって、水不足が深刻らしいとの掲示がマンションに張られ、いきなり二日連続で私たちの住む地域が計画停電(中国は水力発電に電力の多くを頼るため、水不足だと電気がなくなる、ということなはず)に。朝9時から夜7時まで電気が使えなくなり、しかもそのためマンション内の水の汲み上げもストップするため、水も使えない。太陽熱によって温められてマンションの屋上に貯めてある温水のみは出るものの、それはほぼ熱湯なため、熱すぎて使えない(普段はこれに水を混ぜて適温にして使ってる)。
とまあ、このまま水不足が続くのは明らかに問題。そして中国ではそういう場合になんと「人工降雨」というのが結構使われるらしいのです。空に何か薬品をまいて人工的に雨を降らせる。技術的にそういうことができる、というのはなんとなく聞いていた気がしますが、実際に中国でそれを使ってるとは知らなくて、びっくりしました。
中国では農薬の使い方も激しいので、人工降雨というのもなんか体に害があるのではないかと危惧してしまいます……。
ですが、昨日は久々に大雨(スコールのような大雨)、そして今日の午前中も結構雨が降ってくれてほっとしました。気温もちょっと下がって過ごしやすくなったし(とはいっても、暑さはそれほど大したことはないのですが、現地の人は日本人に比べて暑さには慣れていないようで、今の暑さは我慢ならないといった様子。友達と昼間に待ち合わせをすると、大抵いやがられる。ちなみに気温は30度前後で乾燥してる)。
そろそる雨季に入るじゃないかと思います。降ったり晴れたりの日が3ヶ月ほど続くようなのですが、それにあわせて松茸も一番美味しくなるので、楽しみです。
ところで、元日本兵の話はだんだん怪しくなってきてしまってますね……。今後の展開は気になりますが、突然マスコミなどが盛り上がってしまっただけという感も否めません。