January 27, 2005

沖縄・宮古島から台湾

タイミングを逸してしばらく更新できずにいました。
台北でやっと無線LANカードを買い、台北の街中の至るところでパソコンをネットにつなげるようになったのですが……。

今は、台湾南部の高雄(ガオシュン)という都市にいます。沖縄から日本を出てから一週間ちょっと。やっと気持ちも体も旅モードに戻ってきたような気もしてます。

さて、那覇のあとは、二日ほど宮古島に滞在していました。オーストラリアで一緒にボランティアをやっていた友人に会い、「東洋一のビーチ」といわれる場所にも行くことができ、季節は悪かったもののそれなりに沖縄を体感することができました。

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(季節が良いともっときれいに見えるとか。寒いのに水着で泳いでいる人もいた。友人と。)

「東洋一」と聞いたものの、どんなものかと思っていましたが、これがかなりのきれいさ。オーストラリア、インドネシア、東ティモールあたりの高レベルな海と比べても全く引けをとらず、しかも、これで「今の時期は全然きれいじゃない」といわれていたので、沖縄はやっぱりすごいなと改めて感じました。

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(宮古島名物?宮古そば。てんぷらと一緒に食べる。「小」という名の大盛りが250円。店の雰囲気もとても東南アジア風でびっくり)

18日早朝6時、船で出国。有村産業の飛龍というのに乗りましたが、これが予想以上に豪華でびっくり。昔、一世を風靡した時代があったのではないかと思われる内装。12時間ほどで台湾、基隆(ジーロン)着。

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(船の全景。この大きな船に石垣からジーロンまで乗っていた乗客は20人もいなかった。これでやっていけてるのか??)

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(船内ロビー)

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(一番安い6人部屋。宮古島からジーロンまで13,000円くらい)

一ヶ月ぶりの海外でしたが、着いてもしばらくは日本を出た気がせず。それは台湾の雰囲気のせいか、船で出国したせいか……。

基隆には一泊しただけで、台北に移動。台北に3泊して、南部の高雄(ガオシュン)にきたというわけです。高雄には友達がいて、今はその人のうちに泊めてもらっています。友達の一人が南アフリカ人で、彼女は台湾人と結婚、台湾で旦那さんの家族と暮らしています。ぼくらもその家にお世話になっているのですが、大家族で、とても中国人の一家っぽい雰囲気。明るく活気あって楽しいところです。

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(友達夫婦のほかに兄夫婦とその子供たち、姉が一緒に暮らしている。奥に立っているのがこの家族を切り盛りするお母さん)

そして毎日、その友人たちにいろんなところに連れて行ってもらったりして過ごしています。ここにきて、ちょっと殿様旅行になってます。

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(南アフリカ出身のCharleneには東京で英語を習っていました。ここは夜景がきれいな高雄一のデートスポットとか)

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(真ん中が旦那さんのClive)

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(客家<はっか>民族の伝統的なお茶屋さん。いわゆる華僑の多くはこの民族だとか。広東人の大半が客家)

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(抹茶の粉をすりつぶしたようなものを溶かして食べる。味はおしるこみたい)

台湾では、結構日本語が通じるとは聞いていましたが、ほんとにかなり通じてびっくり!下手に英語を話そうとするより日本語の方が、と思った場面は多々ありました。また一度、台湾の原住民(中国人たちが来る前に住んでいた人たち)の村にいったのですが、そこでも老人たちはみな上手に日本語を話すのです。東南アジアではいろんな国の植民地を尋ねてきましたが、台湾で初めて日本の植民地を目の当たりにし、植民地というのはこういうことか、というのを改めて実感した気がしました。

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(5年ほど前にできた村の石碑には日本語が書かれていた。書き言葉のない原住民族は、日本語かローマ字を使っているそう。アブルガンはこの地域の名前、タカナオはこの村の王の名前、ラバナソはその奥さん)

台湾は親日だ、ということをこれまで何度も聞いていて、実際にはどうなんだろうと思っていましたが、これまでいろんな人から話を聞いたところでは、確かに親日なんだなって感じています。日本語表記や日本の音楽などはどこにでもあり、若者には日本文化が浸透してるし、年配の人々は、ぼくらが聞いた限りではみな日本のことを好意的に語っていました。
これまで、日本文化が浸透し、人々が日本語を話す外国というのは想像していなかったので、とても新鮮な感じを受けています。

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(村で出会った日本語堪能な夫婦。おじいさんは戦争中、日本兵としてフィリピンで戦ったそう。今でもそのときの軍帽をかぶっている。とても親日な感じで、「日本のみんなにまだこの帽子をかぶっているぞ、と伝えてくれ」と言われました)

ちなみに、高雄(ガオシュン)という地名、もともとは「タカオ」だったとか。タカオという音に日本人が「高雄」という漢字をあてて、それが中国読みでガオシュンになったらしいです。

29日に香港経由で一気に昆明まで飛ぶことにしました。時間的にも体力的にも金銭的にも、陸路移動という雰囲気ではなくなったためです。2月の前半に生活の基盤作りを進め、2月末から語学学校開始です。

雄生&素子

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(黒チキンの鍋。肉が黒色の鶏はこっちではよく食べるらしい。でも毛は真っ白だとか。味は、普通のチキンと似た感じ。)

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(中国式にお茶をいれる台湾人の友人)


Posted by ykon at January 27, 2005 3:18 PM | トラックバック
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