これまで、日本の家電の歴史には三種の神器という日本国民が誰しも欲しがる家電が存在してきた。
昭和30年代は、日本が急激に豊かになっていく時代である。
それは、各家庭に「モノ」が行き渡っていく時代であり、
明るい電灯がともされた居間で家族そろってテレビを見る、
新築の団地に入居する、マイカーを手にいれる、
そういう物質的充足が目標となり、その充足が幸福感を満たす、
ある意味で幸せな時代であった。
電化ブーム(三種の神器)到来(昭和35年)
30年代に「三種の神器」と言われた、白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫の普及率は、
昭和32年当時、それぞれ、7.8%、20.2%、2.8%であったが、
昭和40年には、それぞれ、95.0%、78.1%、68.7%と急速に普及していった。
電化ブーム(新三種の神器)到来(昭和40年代後半)
テレビの世帯普及率は、昭和40年に8.3%であったものが、昭和45年には91.7%、
カラーテレビの普及率は、昭和45年7.1%から、昭和50年73.1%と伸長した。
昭和40年代後半には、カラーテレビとクーラーに、自動車(CAR)を加え、
「新三種の神器」「3C」という言い方をした。
そして2000年代。
とは、薄型テレビ(プラズマテレビ、液晶テレビ)、DVDレコーダー、デジタルカメラ。
これが日本の経済を復活させるという。
世界の生産の9割を生産しているという。
どうなる日本の家電伝説。