9月26日のハードな移動を越えて、アンティグアにやってきた。
その近くの正式名san andres itzapa(イトサパ)というところへおでかけ。
ここはグアテマラ3大マシモン(サンシモン)の場所のひとつ。
ほかにはsantiago atitolan(サンチャゴ・アティトラン/アティトラン湖周辺)、zunil(スニル/シェラ近く)がある。
サンシモンとはとってもすばらしい聖者で彼を崇拝する宗教とのこと。
深く宗教に興味はないが、宿のみんなとともに行ってみた。
中米は先住民族の文化とその後の侵略により入ってきたスペイン系のヨーロッパの文化が混ざっている。
おそらく、サンシモンもそれらが混ざり合って、伝えられてきた宗教だ。
サンシモンにタバコや酒を飲ませて、祈る。
雰囲気はなかなか、はじめはこんなところ入って行っていいのかと思うが、慣れればたいしたことない。
しっかり、カテドラルの入り口付近や外では、いろんなお土産屋があるし、それほど厳粛でもないと感じる。
まず、入ると、ろうそくを立てるためのテーブル(だいたい2×1m)が、2列4行で並んでいる。
壁には、祈りが叶った人々のネームプレートらしきものが、ずらりと張られている。
一番奥には真っ黒なスーツを着た、サンシモンの像があり、彼は椅子に座っている。
その像の脇の階段から、サンシモンの正面で祈りをささげる。
みんな順番待ちで並ぶ。
お祈りの内容でも書いておこう。
きっと順序正しくはないが、内容自体は合っている。
①外の店で、蝋燭と葉巻と聖水と葉っぱの束を買う。
蝋燭には色があり、その色によって願いが違う。希望の願いの蝋燭を買うべし。
②教会に入り、並ぶテーブルの上に、蝋燭を灯し、テーブルに付けて立たす。
どこから火をゲットしたらよいのかわからないが、自分は持ってたライターでつけた。
人のからもらうと気持ち悪いなと思ったからね。
③付けた火から、葉巻に火を付けて吸う。
ここの葉巻、ものふすくでっかくて太い。一度に2,3本吸っている人もいた。
もちろん女性もやっている。
かなりむせそうになるが、がんがん空気を送ってやって、ぼろぼろにする。
ここでぶつぶつ言ってた人もいたけど、何言ってたかはわからなかった。
④聖水と葉っぱの束を持って、サンシモンへの列に並ぶ。
⑤サンシモンの前では、祈祷師?がいるので、その人にまったくすべてを任そう。
いない場合は知りません。
私の場合は、女性でした。中年の。
彼女に聖水と葉っぱの束を渡したら、名前を聞かれる。
それを言うと、お祈りが始まって、聖水を彼女の口からおもいきいりブッカケれらる。
まず正面に、そして側面と背面に聖水を吹きつけ、サンシモンのひざにかかった布にも振りかける。
要は、吐かれた聖水を浴びる。
体中に吐かれて、葉っぱで叩かれて、濡れたサンシモンの布を頭の上で絞られて、それで顔を拭かれる。
聖水が目に入って、目が開けられなかった。
わけがわからなかった。
なんだかんだ言って、結局サンシモンを自分では拝んでいないし、顔すら見ていない。
目が痛すぎてつらかった。
⑥儀式終了で教会を出る。
といったところでしょうか。
祈ることはハードです。
費用
祈祷師代:Q10
蝋燭:各Q0.5
葉っぱ:Q2
聖水:Q3
葉巻:Q??(忘れてしまった。) なり。
みんなも行ってみよう。
Posted by momo at 2002年12月12日 16:03たぶん、物事のきっかけはふっとあって、
いつの間にか神聖にナチャって、
俺も神聖になっちゃうかもな。
ペッペッ、ギューッ、ゴシゴシ
・・・昔誰かがこんなことやっちゃろうと決めたら、それが聖なる宗教儀式になっちゃうのね。
エクアドルかどっかの村で、女性が口でグチャグチャ噛んでペッしたお芋みたいなのを、みんなで頂いてるシーンをテレビで観たのを思い出した。
口に入れたものを出すのを汚いと思うのは、文化だったりして。