2002年12月04日

9月20日は国境越え

いよいよグアテマラへ向けて移動の旅を始めた。
実を言うと19日からすでに動いていて、ずいぶん長くかかった。

久しぶりの国境越え。
国境ですることと言えば、両替と出入国審査。

タリスマンから乗ってきたコレクティーボをのほほんと降りた瞬間から、すさまじい戦い。
両替屋のおじちゃんおにいちゃんたちに囲まれる。
本当に久しぶりの国境の出の両替に戸惑ってしまい、とりあえず、少しのメキシコヌエボペソの硬貨を両替。
グアテマラの硬貨の単位はOuetzal(ケツァアール)という。
有名な鳥の名前だ。

おじちゃんたちは降り立つ瞬間から、いくらだ!いくらだ!替えろ替えろ!といっていた気がする。
その勢いに負けて、しっかりといいレートか悪いレートか考える隙を与えられず、なされるがままに、両替してしまった。
飲まれて見事にやられた。こんなときのレートがいいわけない。とにかくN$17=Q10だった。
本当に小銭にしといてよかった。
ペソはもう持ってないとうそつきまくり。おじちゃんたち振り払って進む。
が、今度はドルを持ってないかと聞いてくる。
ちょっと自分も冷静になってUS$1=いくらだ?と聞くた。
はじめのやつなんてUS$1¥=Q4とか言っていた。むかつく話だ。
Q8だと言ったが、最終的にUS$1¥=Q7.55で決着。国境にしてはいいかなと思ったのだ。
しかし、これまた気を許したため、US$15=Q113.25にもかかわらず、もらったのはQ105。
おいおい!ボラレ屋日本人になってしまい、悲しくも、本当に腹立たしい国境であった。

さらにグアテマラの入国管理でうわさどおり、無理やり賄賂を取られた。Q10。
微々たる額だがむかつく。

子供も寄って来て、小銭をせがんでくるしねぇ。どうしてあげたらよいか。
ただただ、振り払うことなく、遊んであげるしかできなかった。

ひさしぶりの大変な国境だった。

Ruta-ルート
puerto escondido - pochutla Autobus N$15 Local 1.5hrs
本当に気持ちのいいルートだった。
左手に山、右手に海。ローカルバスだったから、クーラーもなく、窓開けっぱなしで、気分は最高。うたうたいまくり。どんなに聞こえても気にせず!恥ずかしながら、るんるんである。


何だ!このポチュトラのカテドラルは。

pochutla - tapachula Autobus N$279 primera 夜行 12hrs
タパチュラはメキシコとグアテマラの国境に近い町で一気に夜行で行った。こちらはすごくいいバスで、寒さも抜群。クーラー効きすぎ。

tapachula - talisman collective N$7 30-40min
タパチュラのバスターミナルを出てコレクティーボ(乗り合いワゴンタクシーといったらいいか、ルート上ならどこでも乗れて降りられる)を捕まえる。さらに国境近くへ向けてタリスマンというところへ向かう。ジャングルのような風景を抜け、到着。

talisman - el carmen 徒歩
イミグレーションにてスタンプをもらい、賄賂を払う。ちっ。

el carmen - malacatan collectivo Q3
グアテマラ側の国境近くの町まで。そこのバスターミナルで、最初の目的地のシェラ行きバスを教えてもらう。
ここのバスターミナルにくると、相当メキシコとの違いがわかってくる。
バスターミナルなのか、市場なのかぐちゃぐちゃに混ざってわからない。
行き先の書いてないバスもあるし。
メキシコの交通システムの進歩度と比べると天と地の差。もうメキシコはほぼ先進国だと実感。

バスの中では、物売りたちのすごい勢いで入ってきて、売りさばく。
民族衣装の女の人たちもたくさん見られるようになってきた。
彼女たちの押しは本当にひどいくらい強い。

malacatan - ?? - xela(quetzaltenango)
シェラに行くバスに乗ったはずが、どこかわからない町によりまくり、じぶんがドニコイルのかまったく把握できなくなった。
グアテマラ恐るべし。
言われるがままに、乗ってると出発から6時間後(異常に長い。しかもバスを一度乗り換えさせられた。)、シェラことケツァールテナンゴになんとか到着。
ここはグアテマラ第2の都市。
だが、なんというバスターミナルだろうか。ごみ場かと思った。ここも市場と合体している。
小雨が降っていて、地面の土はぐちゃぐちゃ。ごみは捨てられまくり。オォー!まじすげぃ!

xela(quetzaltenango) - centro local Q0.65
これまた大変。どこで降りるかわからないから、セントロ(町の中心部)で降ろしてくれと運転手さんに言ったのに、終点まで連れて行かれた。
終点とは町の中を通り過ぎたあとの郊外のどこか。
セントロはもう過ぎた?と聞くが、うんと言って、あれに乗れと別のバスを指したのにはびっくり。
まったくである。

そんなこんなでものすごく長い移動トータル36時間ほどがようやく終了。
宿に着いたときはうれしかったです。


Posted by momo at 2002年12月04日 18:03