May 13, 2003

ドコモ、505iで採用されたFlashの仕様を公開

ドコモ、505iで採用されたFlashの仕様を公開

http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/imode/flash/

 NTTドコモは、近日発売予定の505iシリーズで採用されるiモード向け「Flash」の仕様を公開した。

 505iシリーズに搭載される「Flash」は、パソコン向けサイトで広く普及しているSWF形式のデータをiモード端末で再生できるようにしたもの。正式には、「Macromedia Flash Lite for i-mode」と呼ばれる。パソコン版における“Flash 4”と同等の機能がサポートされているが、セキュリティ面などを考慮して、一部のアクションスクリプトなどで機能制限が施されている。なお、コンテンツ作成にあたっては、Macromediaの「Flash MX」向けプラグインが必要。

 今回発表された仕様によると、端末上でFlashを再生するパターンは、HTML内に埋め込み、アニメーション再生のみを行なう「インライン再生」と、Flashのみを画面に表示して、キー操作も可能な「インタラクティブ再生」の2通り。最大ファイルサイズは505iシリーズの上限である20KB。また、フォントは1種類のみの指定が可能で、端末内のフォントで最も大きなサイズのものが利用されるほか、iモード用絵文字も利用可能。

 ダウンロードしたFlashコンテンツは、ブラウザ表示のほか、「画面メモ」「マイピクチャ」「待受画面」それぞれで動作する。外部メモリーカードへの保存や赤外線通信経由での入出力には対応していない。

 サウンド付きのFlashコンテンツでは、映像と同期させることはできない。また、「マイピクチャ」や「待受画面」に保存した後では、サウンドは再生されず、映像のみの再生となる。

 このほか同社は、iモード向けコンテンツをパソコン上で検証できるソフトウェア「iモードHTMLシミュレータ」の提供も開始した。無料でダウンロードできる。対応OSは、Windows NT4.0/2000/XP。

 これまで同様のソフトウェアは多くの企業・個人ユーザーから提供されてきたが、ドコモとしては一般向けにiモードのシミュレータを公開するのは初めて。同ソフト上では、iモード端末上でどのようにコンテンツが表示されるか、Flashも含めて検証可能となっている。

 パソコン内のローカルコンテンツだけではなく、Webサーバー上のコンテンツにもURL入力でアクセスできる。iモード端末を模したデザインのウィンドウで、コンテンツの表示検証が行なえるほか、ログも表示され、未対応タグなどが指摘される。

Posted by sunouchi at 10:11 AM

March 28, 2003

ついに出たドコモのGPS携帯

Mobile:NEWS 2003年3月27日 11:56 PM 更新

ドコモがついにGPS機能内蔵の音声端末を投入する。測位方式はauのGPSケータイに近く、サーバとの通信が必須となる。GPS専用ボタンを設けたり、企業向けアプリケーションで必要とされる機能をあらかじめ内蔵しているのが特徴

auに遅れること1年少々。ついにドコモがGPS機能内蔵の音声端末を投入する。「F661i」という名称の折りたたみ型端末で、製造は富士通。GPS機能専用のボタンを設け、簡単に測位が行える。

 測位方式は、auのGPSケータイと同じ、SnapTrackの技術を使ったサーバアシスト型だ。パケット通信を使ってサーバの補佐を受けながらGPS衛星を捕捉する。精度は「空が見えるところで10-50メートル程度」(NTTドコモ ユビキタスビジネス部マシンコム担当部長の吉田 哲氏)。GPS衛星が見えない室内などでも、基地局ベースの位置情報を取得できる。逆に、パケット通信が行えない地域では測位が行えない。

 1回の測位にかかる通信料金は3円程度。時間は「だいたい20秒程度で、方式が同じauと同等」(ドコモ)だと言う。


ダイヤルキー周りの感覚、全体のデザインなどは従来の富士通製端末にそっくり。背面にGPS用のアンテナを内蔵している。吉田氏は「アンテナをボディにどう入れるか、電波の干渉をどう抑えるかが技術的な課題だったと聞いている」と話した


待ち受け画面から「GPSボタン」を押すと簡単に現在位置の地図表示まで行える。画面中にある「測位レベル」は精度を表し、3が最高レベル。郊外などでGPS衛星も捕捉できなかった場合、レベル1となり数キロの誤差が出るという


必要なアプリケーションをあらかじめ内蔵

 auのGPSケータイと少々異なるのは、位置情報に関連したアプリケーションをあらかじめ内蔵している点だ。auでは、JavaやBREWなどでGPS関連アプリケーションを開発できるようにしているが、F651iはJava非搭載。「Javaは電池を消費してしまうので、基本的に使う機能は中に実装してしまっている」(吉田氏)。

 F661iの位置情報関連機能は以下の6つだ。

名称 概要
位置サイト 現在位置を測位し地図コンテンツなどを表示
位置メール 位置情報URLをメールに添付して送信
位置メモ 位置情報を電話番号などと一緒にメモに登録
位置提供 ユーザーの位置をリアルタイムに知ることができる
位置通知 ボタンのワンプッシュで緊急時に位置を通知できる
センター登録 現在位置を定期的にDLPセンターに登録


 下の「位置提供」「位置通知」「センター登録」は、外部から位置情報を操作するものだ。auのGPSケータイでは、JavaやBREWの専用アプリケーションを使うことでこうした機能を実現する。F661iでは、あらかじめアプリケーションが内蔵されており、位置情報サービス提供事業者は容易にサービスを提供できる。


F661iの6つの位置情報関連機能


DLPセンターを介すことで、外部から端末ユーザーの位置情報を取得できる


市場は未だ未知数? 軸足は法人に

 GPSを使った業務アプリケーションに熱心なKDDIと同じく、ドコモのGPS携帯もまずは法人を狙う。「軸足は法人利用。運輸、メンテナンス、警備など位置情報を生かした業界・業態」(ドコモ)。

 現在、法人向けにDLP(Docomo Location Platform、2001年8月の記事参照)を活用したビジネスの開拓を行っており、F661iもそのための端末バリエーションの1つという位置づけだ。

 ただし、コンシューマ向けの需要も期待している。初回出荷は数万台程度を予定しているが、量販店などでも4月下旬を目処に販売を行うという。

 ドコモのスタンスは、GPS機能付き携帯が一般に受け入れられるのかどうかはまだ未知数というところ。F661iにはカメラもなく背面液晶もないが、「GPSが必要なユーザーに向けたもの。機能を切り分けた」(吉田氏)。PDC端末やFOMAへのGPS機能の搭載には、積極的な意向はない。

Posted by sunouchi at 5:09 AM

March 25, 2003

au、GPSケータイを利用してFMラジオと連動した「鬼ごっこ」

ケータイ Watch 2003/03/19 14:02

auは、J-WAVEと協力して、FMラジオを聞きながら、GPSケータイを持つ逃亡者を探す“鬼ごっこ”イベントを3月21日に開催する。

今回実施されるイベントは、auのGPSケータイを手にしている“逃亡者”をリスナーが番組を聞きながら探し回るというもの。番組を提供しているスタジオから、パソコンからauの位置情報サービス「GPS MAP」によって、逃亡者の動きが逐一実況される。

 ユーザーは、パソコンからイベント番組のWebサイトにアクセスして、あらかじめ逃亡者の位置を探ったり、番組のナビゲーションに従って、雑誌モデルなどが扮する逃亡者を追い求める。

 このほか、JFL(Japan FM League)に加盟している札幌・FM NORTHWAVE、名古屋・ZIP-FM、福岡・CROSS FMの民放4局でも、GPケータイを用いたイベント番組が放送される。なお、同じくJFLに加盟している大阪・FM802では同イベントは行なわれない。

Posted by sunouchi at 4:15 PM

February 27, 2003

J-フォン、位置情報を使った検索サービス

ニューズフロント(CNET Japan特約) 2003年2月27日(木) 10時26分

J-フォンは2月26日、インターネット接続サービス「J-スカイ」で、携帯電話の位置情報を使った検索サービスを提供すると発表した。サービス名は「ロコガイド」。3月3日より開始する。

ロコガイドは、最寄交通機関、飲食店、レジャースポット、金融機関、病院など、ユーザーの現在地や、任意に選んだにエリアに関する特定の情報を検索できる無料のサービス(通信料と有料コンテンツの情報料は必要)。

従来のサービスでは、コンテンツごとに取得したい情報を検索する形だったが、同サービスでは、複数のコンテンツ情報を一度の操作で同時検索できる。その結果、必要な情報に到達するまでの手間が減り、煩わしさが解消されるという。

サービスは当初、23コンテンツで提供を開始する。J-フォンではサービス開始以降もコンテンツの拡充を図っていくとしている。

Posted by sunouchi at 10:56 AM

February 25, 2003

505iに「Macromedia Flash」が搭載

Mobile:NEWS 2003年2月24日 04:17 PM 更新
NTTドコモと米Macromediaは2月24日、発売予定の「505i シリーズ」に「Macromedia Flash」を搭載することで合意した と発表した。

Macromedia Flashは、PC向けのWebでアニメーションプ ラットフォームとして広く普及している技術。Flashといって も、PC向けのものがそのまま動くわけではなく、「携帯電話 に対応した仕様のFlash」(ドコモ広報部)となる。また、この 仕様はドコモのWebページにある「作ろうiモードコンテンツ」 で公開される予定。

ドコモは505iシリーズの詳細を明らかにしていないが、こ の夏、6機種が登場する予定。505i以外の、FOMAなどへの 搭載については「状況を見ながら」(ドコモ広報部)としてい る。

iモードサービスでFlashを活用することで、従来のアニメー ションGIFを利用したコンテンツと比較し、スムーズかつ多彩 なアニメーションを利用したコンテンツの表現が可能にな る。また従来複数ページ(ファイル)にわたって表現していた 情報を1ページ(ファイル)にまとめて表現することができる。

ドコモとMacromediaはFlash機能の共同開発に向 け、Macromediaの100%子会社であるMacromedia Nederland BV(オランダ)とドコモは技術協力に関する契約 を締結した。

Posted by sunouchi at 11:44 AM

February 13, 2003

スペースタグ、eznavigation対応のコミュニケーションサイトなど

(津田 啓夢) 2003/02/06 17:27

 スペースタグは、携帯電話のユーザーが地域や時間・数量を自由に限定して情報配信できるシステム「スペースタグ」を使ったeznavigation対応端末向けのコミュニケーションサイト「どこでも伝言版」などをオープンした。

 スペースタグとは、香川大学工学部の垂水浩幸教授の提唱する携帯移動端末を持ったユーザーが、地域や時間、数量を限定して情報を配信できるシステム。今回オープンしたサイトは、コミュニケーションサイト「どこでも伝言版」、アントニオ猪木をモデルにした対戦ゲームが楽しめるサイト「イノキング」、そして、トコロさん(所ジョージ)をキャラクターにしたezplus対応のレースゲームが楽しめる「トコロさんのチキチキレース」の3サイト。

 「どこでも伝言版」は、GPS対応カメラ付き携帯電話(簡易位置情報サービス含む)を使ってメッセージを貼りつけたり、はがしたりできるコミュニケーションサイト。「子犬をもらってください」「バイト募集中」など様々なメッセージを、見せたい数や時間を指定して貼り付けることができる。公開されたメッセージは、そのメッセージが貼られたエリアのユーザーしか見ることができないため、場所を限定したコミュニケーションもできる。

 なお、サービス開始時の対象エリアは1km範囲となり、今後ユーザー数が増えていくに連れて、繁華街などではさらに狭いエリアに向けてメッセージを貼り付けられるようにしていくとのこと。利用料は月額210円(税込)で、公式メニューの「コミュニケーション」→「コミュニケーション」→「全国」からアクセスできる。


 「イノキング」は、アントニオ猪木をモデルにした格闘ロボット「イノキング」が登場する対戦ゲームや、アントニオ猪木の着声などを配信するサイト。「なんだこのヤロー!」や「元気ですか~」などの着声のほか、待受画像も配信される。また、東京ドームなどの格闘技会場でプレゼント情報にアクセスするとチケットや画像が手に入るなど、スペースタグのシステムを使った宝探しゲームなども用意される。利用料は月額210円(税込)で、公式メニューの「画像・キャラクター」→「キャラクター」からアクセスできる。

 「トコロさんのチキチキレース」は、トコロさん(所ジョージ)をキャラクターに、ezplusに対応するレースゲームや、トコロさんの着声なども配信されるキャラクターサイト。駅前やコンビニエンスストア周辺などでプレゼント情報にアクセスすると、レースのパワーアップアイテムや待受画像などを手に入れることができる。こちらの利用料も月額210円(税込)で、公式メニューの「画像・キャラクター」→「キャラクター」からアクセスできる。

 スペースタグでは今後、ユーザーの反応を見ながらサービスの拡充を図っていくとしている。

■ URL
  スペースタグ
  http://www.spacetag.jp/

Posted by sunouchi at 11:48 AM

J-フォン、端末のシリアル制御を可能にするJava API公開

(湯野 康隆) 2003/02/12 12:18

 J-フォンは、携帯電話のシリアルコネクターに外部機器を接続して、JavaアプリからコントロールできるようにするためのAPIを公開した。同機能はJ-SH52とJ-SA51で利用できる。

 同社によれば、この仕様を利用すれば、対応端末向けに赤外線リモコンやGPSレシーバーなどの外部機器が開発可能となり、それらの機器を活用したサービスを提供できるようになるという。同社では、今夏にも携帯電話同士を接続して、対戦ゲームなども行なえるようにする方針。

■ URL
  J-PHONE Developer Program
  http://www.dp.j-phone.com/

Posted by sunouchi at 11:46 AM