先日東京現代美術館に。企画展のうち「Quobo」をみる。何というか、ようやくという感じである。何にせよ九月からやっていたのであるから。それにしても現代アートは普段触れることはないので、ハッキリいってよく分からない。まだまだ勉強不足である。
QUOBO: ベルリンのアート ― 壁崩壊から10年冷戦の時代、東西に分断された都市として独特の緊張感のもとにあったベルリンは、1989年の衝撃的な壁崩壊からドイツの新しい首都となるまでの10年間に、大きな変化を遂げました。この間、ベルリンのアートもまた、さまざまな新しい動きによって注目を集めてきました。
この時期に新たにベルリンを拠点に活動するようになった芸術家たちは多く、またすでに80年代からベルリンで活動していたアーティストも、現在の多彩な状況を考える上で見逃すことができません。
80年代終わりまで絵画中心だったベルリンを変えたのは、美術そのもののあり方を振り返って模索したフリッツ・バルトハウス、マリア・アイヒホルン、ウルリーケ・グロスアルト、エラン・シェルフら、当時の西ベルリンのアーティストたちでした。同じ頃、東ベルリンでも、ツウィン・ガブリエルら新しい世代が美術の世界に新風をもたらしていました。
壁の崩壊とともに、その場限りの一時的な展示を可能にする新たな創作の場が見出され、所有者が明らかでなくなった建物をアートが占拠する光景も見られました。こうして、建築、デザイン、映画、音楽、ファッション、クラブ・カルチャーなどさまざまな領域と結びついたベルリン特有のアート・シーンが生まれたのです。本展は1989-1999年のベルリンの美術を、14組のアーティストの、主にインスタレーション作品によって切り取る試みです。同時に、90年代のベルリンにおけるグループの活動やプロジェクトを紹介します。
ただ何となく自分の手伝ったNina Fischer / Maroan el Sani両氏の作品は何となく分かった気がした。短い間とはいえコミュニケーションをとったからかもしれない。そいえば彼らのテーマも「コミュニケーション」であった、「未来」との。
BY h.katou @ 2002年11月15日 17:47 | TrackBack