本日見た光景から。
電車の中ではよく以下のようなアナウンスがかかる。「車内での携帯電話での通話、およびメール等は他の乗客の迷惑となりますのでご遠慮下さい。」確かにその通りである。まぁ電車の中で平気で喋っている奴らにはネオ・トージョーのお出ましを願いたい。
ところが今日変なカップルに出会った。といっても見た、という程度である。そのカップル、なぜか男も女も平気でメールをしている。余りにも変だ、変だ、変だ、と思って見ていたら一つ奇妙なことに気が付いた。彼らは喋らないのである。
賢明な読者諸君はもう気づいていると思うが、そう、彼らは聾唖者だったのである。
我々一般的な健常者の場合、どれだけメールという機能を意識していようとも携帯電話は「電話」である。ところが現実には、数多く一度も会話のなされない機器が存在しているのである。
携帯電話のコミュニケーションに及ぼす影響に関して数多く報告されているが、聾唖者に関してはそれほどなされていないのでなかろうか。まぁしかし、人間は自分を含めて、よっぽど自己中心的に物事を考えるようにプログラムされているものだな。
場所に関して困難が生じた場合、視覚障害者に写メールで撮った現地の写真をメール送信してもらい、それに基づいてボランティアが案内をするという活動があったと記憶してます。身体の補助ツールとして、まだまだ応用がありそうです。
Posted by: sunouchi on 2002年11月03日 20:49