May 18, 2004

いつも心に円空を。

    「64年の生涯に約12万体の仏像を彫ったと言われています。」

             


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November 30, 2003

YOKO ONO@水戸

水戸芸術館では、来年の初めまで 『「YES オノ・ヨーコ」展』 が開かれている。

入り口では「参加できる作品」と書かれた紙を渡される。
その中の一つ「願かけの木」。願い事を書いた紙をオリーブの木に吊るすインスタレーションだが、驚いたのはその願いたち。「LOVE&PEACE」「世界中の人の幸せ」「笑顔」etc・・。この展覧会を訪れる人たちの性格なのか、たくさんの展示による瞬間洗脳なのか、この作品にかける言葉はこうあるべきという暗黙の了解なのか。
そもそも願いなんて自己チューなものと決めてかかっていて、神社の絵馬の願い事を読むのが大好きな私としては、少々面食らった。やっと一つ、「加藤茶」という願いを見つけて少しホッとした。

ところで、人の名前を何度も何度も見続けると、だんだんそれが一まとまりの記号のように見えてくる。
YOKO ONO・・・輪っかがたくさんのこの和み系なローマ字表記(今日はこればっか見た)と、
オノ・ヨーコ・・・斜線が二つの苗字に、垂直線と水平線だけの名前のシャープなカタカナ表記。
ご本人はどちらをお好みなんだろうか。

       

***
芸術館のすぐそばにある、「山翠」であんこう尽くし
あんこうに対する味覚のチャネルを持っていない自分がちょっと悲しかった。
プルンプルンの皮やチュワ〜な肝やピロピロな卵巣が「美味い」につながるには少々の時間を要した。

ヤナギ(ほほ)焼き:あんこうのかぶと焼き。表情を作るほっぺが大抵一番美味しいのは美しい事実だ。
細かいトゲトゲ歯と向き合いながら、表から裏から失礼する。あんこうと言えばゼラチン質、ブニョブニョだねほんとにと食したのは、目玉だった・・っ。目がこんなに澄んでるなんてステキ。自分の目もいろんな思いで潤む。

一緒にいただいた鰯納豆:鰯切身と納豆と玉葱と高菜漬けを混ぜ混ぜ。これはかなりなモン。家でもやりたい。

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November 29, 2003

fire@大洗

火って、好き。
一体何者なのか未だによく分からないが、好き。
火があると、その周りは普通じゃなくなる。静寂か興奮のどちらかが訪れる。

パチパチと音を立てて薪が燃える暖炉を構える、茨城県は大洗のペンション参仁館
雨に濡れた後の火が、また、いい。
外の興奮は、夜の海の音。

    

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October 18, 2003

新穂高温泉@奥飛騨


岐阜と長野は飛騨山脈(北アルプス)によって引き裂かれている。
岐阜は長野の高い肩に寄りかかっているようにも見える。
そんな北アルプスの麓、奥飛騨の新穂高温泉へ。

耳抜きできない人には大変な、
世界で二番目に長い(3,201m)新穂高ロープウェー。
二階建て(乗ってる分には何も特別でないが)ゴンドラで
一気に雲の上の人だ。

ツンツンに研ぎ澄まされた槍ヶ岳、
笠の形そのもののなだらかにどっしりとした笠ヶ岳、
ずんぐり頭の、北アルプス唯一の活動的火山、焼岳、、、、
名前の由来が容易に分かる山々が連なる。
大きなリュックを背負った人々が、次々と彼らに向かって歩き出して行く。
海に潜れば、海好きな人ってこんなに多いと驚くし、
山に来れば、山好きな人ってこんなに多いと驚く。

    

山登りを終えた人ほどの感動は無いだろうけれど、一温泉好きとして、そこら中で湯煙を上げる温泉に体を沈める。
自分の密かな露出欲求を満たしてくれる野天風呂。
冷たい外気とぬるめのお湯で、全くもって出るタイミングが見つからない。  


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July 27, 2003

FUJI ROCK FEST'03

泥んこまみれ。オンシーズンには数メートルの雪の下で静かにしている苗場スキー場の土が、梅雨と数万人の足の総攻撃を受けて、田んぼのようになっていた。しかし泥の中にズボズボ足を踏み入れる感触も久々で、楽しいと思えば思えないこともなく、長靴を履いてこればよかったと少し後悔した。

感心したことは
簡易トイレのペーパーが切れていないこと、きちんと水が流れ、入ってギョッとしないこと。屋台のカップやトレイが全て紙製であること。同じくスプーンも使い勝手のよい木製であること。会場に殆どゴミが落ちていないこと。「ごみゼロナビゲーター」が示されたごみ捨て場改めリサイクルステーションとボランティアスタッフが充実しているからだ。

涙がちょちょぎれたことは
Asian Dub Foundation は"Fuck'n Bush and Rain!!"なんて叫んじゃって、「うぉぉぉ〜」と湧き立つ会場は常に乱闘状態。背中や腕に青い余韻。
Bjorkは伝えることが最高にうまく、最高にかわいく、最高にパワフルで、とてつもなく大きくて真っ白なエネルギーの塊をぶつけてくれた。

では俵万智 第二弾:
ステージの上に寝そべる
コードたち
とろけて落ちた
五線のように

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July 21, 2003

崖観音@館山

波左間からの帰り、127号線を走っていると、右方の山腹に、真っ朱なお堂がうねる崖から迫り出しているのを発見。
船形山の大福寺にある舞台造りの観音堂、通称"崖観音"。安房随一と言われるお堂からの眺望よりも目を引いたのが、鮮やかすぎる青色の天井絵と、「おんまかきゃろにきゃそわか」。
「おんまかきゃろにきゃそわか」:
ここの御本尊である十一面観音の御真言だ。"真言"を"観音様から授かった言葉"だと誤解していた私は、ありがたく頂戴して意味も分からないまま反芻してみる。夜になっても思い出せた(最近の私としてはひどく稀)ので不気味になった。

"真言"とは、その仏様をお祈りする時の呪文で、人の精神や人格までをも揺さぶりまた統一させて、より仏に近い状態へ持っていくような、魂の叫びに匹敵するような言葉だそうだ。梵語をそのまま音、しかもひらがなで表しているので、意味が分からないような、全ての意味があるような、不思議な感じ。

    


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鋸山@富津

霧煙る鋸山へ。
俗人が知識無しに歴史芸術を堪能することは難しい。目が行くのは自然芸術や分かりやすい「数」の芸術(「お願い地蔵」が数万躰積み上げられているとか)ばかり。

  

「日本寺とはまたえらく図々しい名前つけたもんだな」と思っていたが、解説を読んで、それなりの図々しさは許される背景を持っていたのだと知った。
1300年前聖武天皇の勅命で行基によって建立されたお寺。良弁や空海も修行に訪れた「我が国でもまれにみる古道場」とある。大仏(薬師瑠璃光如来)の大きさは31m(東大寺の盧遮那仏は18m)で日本最大。大仏広場には、インドから贈られた、ブッダガヤの聖菩提樹の分木が植えられている。

結局歴史的財産って、それを価値とする人の心によってしか成り立たず、とすれば歴史なんて、どれを価値あるものとみなし、どれを後世に伝えるべきものとみなしたかという、人の心と行為の積み重ねに過ぎないんだなと思う。事実と真実は違うということだ。

・・・ブッダガヤの木、きちっと見とけばよかったな、と思ってしまう小さな自分がちと情けない。

      

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July 20, 2003

DIVE@波左間

千葉県館山市波左間でダイビング:
私のレンタルウェットスーツは迷彩柄・・・というかワカメ柄。

右耳の耳管が細くこちらだけ耳抜きが苦手な私は、二本目のダイブで鼻血。驚いた。人生で二回目の鼻血だ。
しかし鼻血ダイバーはさほど珍しくないらしい。というわけで調べてみた。
ダイビング中の鼻血の出所は主に3つ(多分):

1 中耳腔から(耳抜き不十分→陰圧の中耳腔内に滲出液)
2 副鼻腔から(鼻炎など→陰圧の副鼻腔内に滲出液)
3 鼻粘膜からの出血(耳抜き時、鼻を強くつまみすぎの鼻血)

1と2は、外側の水圧に比べ陰圧になってしまった腔内の容積を少しでも小さくし(=内圧を上げ)ようと、表面粘膜から滲出液が出てきてるのだ。自分の体ながら、迷惑をかけて申し訳無い。2は鼻のつまっている人が、副鼻腔が抜けなくてなるもの。私は鼻炎とは縁が無いし、鮮血でなかったから3でもない。やっぱり単に耳抜きが出来ていなかったらしい。

特大コブダイに触った。ヌメヌメ。マンボウに触った。ゴリゴリ。
ここのウリは、マンボウ。千葉の大敷き網には、多い時には40匹ものマンボウがかかるそうだ。網の目的は他の魚なのに。だからそいつらに、大きな生簀で暫く人間の遊び相手をしてもらった後、また自由な海へ帰している。ちなみにこの網にはマンタ(※)もかかるが、マンタは暴れて他の魚を全部傷つけてしまうので、即殺されるらしい。。
私の想像していたマンボウは、柔らかくてプクプクだった。実際は、横からの見た目だけを気にして作った鉄のオモチャみたいに、すごく平べったくて、固くてゴリゴリしていて大根がよくおろせそう。目は手芸屋さんで売っているぬいぐるみ用の大きな目みたいだった。大人しくて人懐こいけれど、口は結構鋭い。正面で向かい合うとかなり印象が違った。

※オニイトマキエイ:ダイバーの憧れ、世界最大のエイ。昔、海遊館で見た。「大風呂敷を広げて」という言葉が浮かんで仕方が無かった大きな大きなエイ。

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May 05, 2003

三浦半島

    
    

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February 25, 2003

諸諸@台湾

    食食。
       
      

    人人。 
      

    家家。
      

    物物。
      

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February 09, 2003

Hama Couples

@赤レンガ倉庫:二人の間の意味深な距離は
@大桟橋:三人連れが多いのは何故
@中華街:テレビもこれだけ観入ってもらえれば

横浜は年配カップルの多い街だ
(「カップル」という言葉はまだ生きてる?)

    


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January 18, 2003

osaka-like?

大阪人は気が早い?            電車から見えると妙に嬉しい
1月16日@大丸梅田店

  

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December 19, 2002

very very osaka-like

会社の関西支社ビルの向かいには、そのテナントの一割ほどが出て行ってしまった、シャッターだらけの古いショッピングビルがある。ちょっと探検してみた。テナントで圧倒的に多かった金券ショップに負けないゴチャゴチャ感の、こんなお店があった。

・・・何ですかこれは。富士山パフェ¥9800、アベックパフェ¥5800
○分以内に食べたら無料!ってそんな・・・誰ですかこんなに食べてるのは

正面へ回ってみると、昨日見たアメフトのボールみたいなオムライスやら、池みたいなカレーライスやら、その重量以上に体重が増えそうな盛り盛りパフェやら・・・体内に入れてしまうのが胃腸に対して申し訳なくなる「食べ放題」チャレンジメニューのようです。そしてその上に所狭しと並ぶ、これでも「普通の」パフェの名前:玉ころがし、思いつき、ダイエット、忍者屋敷、奇想天外、パイナップルの片想い・・・。大阪人万歳。

ここでとっても歳をとった自分を発見。「食べてやるぅ〜」って、思えなかった!昔の私を知る人からしたら、有り得ないことです、こんなの。

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December 17, 2002

rice ball

スーパーボウルを観に行きました。アメフト観戦はこれで二回目だが、ここまで作り込まれたスポーツはなかなか無いんじゃないかと思う。「このボールをあっちのゴールに入れればいい」サッカーは(失礼だったらごめんなさい)、ワールドカップで初めて知るような国の人たちも楽しんでいるけれど・・。

まあいい、肉と肉がぶつかり合うあの感じには、誰が見てもその目が釘付けになるでしょう。そして…会場には、曙親方やボブ・サップが!やっぱり鍛え抜かれたデカさは違う、肉が内側からせり上がってきてるのです。私なんて興奮してシャッター押す手がグワングワン揺れてたのでしょう(いや…EXLIMの限界)、あまりにボケてるので、こんなんになっちゃいました、ボブ・サップ。

1月3日は学生トップの立命大と対決、ライスボウルです。…ってオニギリかいっ:お米の粒は確かに、アメフトのボールに似てるけどね。では皆さん、ドームへ観に行きましょう。

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