February 17, 2003

at toilet

ホノルルのABCマートで、花柄のトイレットペーパーを山ほど買い込んで持ち帰る日本人を見て、仰天したことがある。一人暮らしの友達の家のトイレで、日々の教訓のようなものが書かれたトイレットペーパーを、熱心に巻き取りながら読んで、また戻しておいたこともある。トイレットペーパーをまさに水に流してしまうだけのものと考えていた私には、共感しづらい世界だった。

でも、トイレットペーパーで、人って幸せになれるものなのだ。(少なくとも、私は)
近所のスーパーで「ヨーロッパのホテルの香り」とか書かれた、ベージュ色の、ソフト感溢れるトイレットペーパーが安売りしていて、と言っても自分の普段使いのものよりほんのわずかに値が張ったのだが、気が大きかったのか買う気になった。きのう、ついにこれまでのストックが無くなり、使ってみた。

おお。柔らかいっ・・・しかも何だか、いい香り。う〜ん、何か幸せな気がする。リッチな気がする。1ロールにしたら、いつものより15円ばかし高いだけなのに、何でしょう、この満たされた感じ。

普段使いのものをちょっとだけいいものにすると、そしてそれが毎日使うものだったりすると、その度に驚く程の納得感というか優越感というかに浸れる。人によってそのツボは違うんでしょう。でもこれって、手近な幸せ得る方法かも。

もちろん、「そんなんすぐ慣れてまって、更にいいもの欲しくなるだけやで。」ってのもあるでしょうが。
人間の欲は限り無し。私の幸せはいつまで続くか。

Posted by asummer
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