October 8, 2006

吉林省旅行の続き <北朝鮮、ロシア、中国三国の国境>

昨日、上海に戻ってきました。
6泊7日の短い旅行でしたが、とても充実した日々でした。前半部分、友人が住む口前の様子はすでにアップしたので、今回は、その後に行った北朝鮮、ロシア、中国の三国の国境地帯について。

吉林省の場所は以下の地図の青く囲んだ部分。
china2.jpg

そこを拡大したのが以下の地図で、この中の青囲み部分右側のとがったところが三国の国境。この地図には明記されてませんが、このとがったところの上はロシア、下は北朝鮮です。
jilin2.jpg

口前はこの青い部分より西側にあり、ここから延吉を通って、三国の国境のそばの琿春(フンチュン)という町へ。バス、列車(夜行)、バスと乗り継いで、十数時間の移動。

IMG_5499.jpg
(夜行列車(吉林市から)に乗る前の駅の様子)

で、着いた琿春は下のような感じの閑散とした町ですが、
IMG_5521.jpg
このようにロシア語の表記が出てきたり(朝鮮語表記は、吉林省のこの付近ではどこにでもあります。朝鮮族がとても多いので)、
IMG_5517.jpg
店ではこんな毛皮が売られていたり。。。
IMG_5519.jpg

この琿春の町から南東にまっすぐ伸びる道を1時間ほど走っていくと、三国の国境へ。
道の左側(北側)の柵の向こうはロシア、右側(南側)の川の向こうは北朝鮮というすごい風景。

IMG_5525.jpg
(道の端から数メートルのところに見えるこの柵の向こうがロシア)

IMG_5524.jpg
(この川の向こうが北朝鮮)

そして、道の端まで行くと三国が見渡せる展望台が。ここはちょっとした観光スポットっぽくなっていました。

IMG_5543.jpg
(展望台からの風景。左側の池っぽいのがあるあたりはロシア、右側の川の向こうは北朝鮮。手前はももちろん中国。そして、晴れていると、この向こうに日本海が見えるとのこと。ちなみに川にかかっている橋はロシアと北朝鮮を結んでいる)

写真がどれもしょぼめになってしまってますが……。

さて、三国の国境はこんなところなのですが、帰りにこの道を戻る途中に、北朝鮮と中国を結ぶ橋を発見。そしてその横には税関や国境らしき建物が……。まさかな、と思いつつ、ここで車を降り、国境の前の門番に「この国境から北朝鮮に渡ることはできるんですか?」と聞いてみると、なんと答えは、
「可以(できるよ)」とのこと!え?マジで?と思い、「外国人も?」と聞くと、また「可以」。
なんと、ここから北朝鮮に入国することができるのかもしれない……。半信半疑ながらも、もし普通に入国できるのであれば、ちょっとだけでも覗いてみたいと思ってしまいました。ちょうどそのころ北朝鮮が核実験のことを発表したなんてことは全く知らずに、翌日再度この国境に戻ってみることに――。その詳細はまた次回!


Posted by ykon at October 8, 2006 12:18 AM | トラックバック
コメント

え~続きが気になる~。

そうそう人民網に私の堅~い記事が載ったのでみてね!
2本出したけど片方は内容的にひっかかったようです。
明日から7時半出勤。がんばるぞ!またね。

Posted by: maiko-in-china at October 8, 2006 1:41 AM

先日、母上にお目にかかる機会がありました。たまにはHPをのぞいてあげてくださいとのこと。書き込みはないけれど、きちんとチャックされているんですね。
子の思う心に勝る親心

Posted by: イシヅカ at October 8, 2006 9:00 AM

>麻衣子ちゃん

いま、人民網の文章読んだよ~。やっぱり現地を見てると雰囲気が直接分かるからいいね。朝一中に漢族のクラスが、、、っていう話を読んで、横浜にある中華学校で学んでる日本人生徒のことを思い出しました。昔、東京視点でその生徒のことを映像に撮ったことがあったので。口前ライフ、ますます充実させてね。

>石塚先生

母も先生にお会いできて喜んでました。先生たちの写真も見ましたよ。久々に見る深瀬先生や鈴木文子先生が懐かしかったです。

>子の思う心に勝る親心
確かにそういうものなんでしょうね。自分も親になってみると、実感できるのかなと思いますが。

Posted by: こん at October 9, 2006 2:21 AM
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