October 29, 2002

mesh blogger

わが研究室からbloggerがまたふたり誕生。すでに松田さんは先行、村松君が本日から。
これで須之内明神加藤の先陣組を含め、5名がblogの虜となってしまう。勧めたのは私だが、この先は自己責任ということですので、くれぐれも室外運動などを忘れずに。
今日、またblogって何ですか?というメールをもらった。(メールは復旧しました)weblogの変種ですとか、掲示板とどう違うのとか、そんなサービスはいろんなポータルでやっていますとか、毎日楽しく拝見させてもらってます云々.....そもそもこの手の質問がまだまだblogの行く手を阻んでいる。
今日のゼミでは、こうなったらfrontier sciencesなんで、blog environmental studiesで、一挙に研究テーマを設定。社会から文化、経済などにblogが及ぶす影響を予測する(大胆な試み)研究を実行に移すこととなった。その後、明神君の「うさぎや」レポートを見て、「どらやき」はドラえもんと確信した。blogとドラえもんで何か書こうと思ったが、それはまたの機会に。
明日は「うさぎや」に行かねば。

Posted by takemura at October 29, 2002 12:55 AM
Comments

>weblogの変種ですとか、掲示板とどう違うのとか、
>そんなサービスはいろんなポータルでやっています
>とか、毎日楽しく拝見させてもらってます云々.....
>そもそもこの手の質問がまだまだblogの行く手を阻んでいる。

何をどう阻んでるのか教えていただけないでしょうか。
http://holic.org/ 11月9日とかに書いてあるものとの
関連性有無も含めて。

Posted by:    on November 10, 2002 11:50 PM

209.150.....のIPからのコメント。お名前とメールアドレスを入れてコメント下さい。
匿名のコメントはご遠慮させてください。すみません。

とりあえず、「阻んでいる」といったのは、まだまだblogと呼ばれる展開それ自体が、その存在理由を明確にできないからだと思っています。http://holic.org/のご意見など拝見しましたが、いろんな意見があっていいのだと思います。私もblog、といってもこのMTやBLOGGERのようなアプリの持つ可能性などを探っている段階です。

ドラえもんは消えます。

Posted by: takemura on November 11, 2002 12:29 AM

で、blogとフツーの個人の日記サイトと何処がどう違うんですか?
具体的に説明していただけると幸いです。

Posted by: ハラ on November 11, 2002 09:21 PM

ハラ さん

日記サイトを見たりすることは殆どありませんので、具体的に説明などできませんが、blogを日記として考えるなら、それは日記として何らほかの手段と変わらないと思います。要は内容には違いがないと思います。その形式においても、個人がそれぞれに選択するわけですから、今言われているblogのMTやBloggerを使って表現したり、その他既存の形式などでも可能ですよね。

私もblogがこれまでのコミュニケーションといかに違うかを、考えている一人に過ぎません。かえって教えて頂きたいくらいです。

すでにアメリカでは社会現象的に取り上げられていることから、blogがこれまでの掲示板や日記サイトとどう異なり、どんな意味を持つものか、むしろご教示頂ければ幸いです。まだこのblogの特性を明確には表現できません。

このblogの実験も、そうした疑問から展開している部分もあり、ご意見を聞かせて頂ければ嬉しいです。

Posted by: takemura on November 11, 2002 11:53 PM

blog実験の場であるここが、匿名のコメントを受け付けないのはどういった趣旨ですか?実験は前提条件を明確に行うものですが、これもその条件なんですよね?

Posted by: webl on November 12, 2002 12:26 AM

日本の現状を把握していないまま実験研究を行うというのですか。
差異以上に類似性ばかりが指摘されていますが、大学とはそんないい加減なことが許されるところなのでしょうか。

Posted by: はー on November 12, 2002 12:36 AM

何か多少、攻撃的になってきましたね。これも掲示板やその他と変わりないということでしょうか?掲示板など、荒れたサイトをみたことがありますが、blogでもこうした展開は予測していました。

匿名はこれまで受け付けてきました。ただ、最低限コメントの身元を確認できないのであれば、ただ単に「荒れる」状態になるものと思います。ネット荒らしというものでしょうね。

ふたつ質問ですが、

是非、日本の現状、教えて下さい。「日本の現状を把握してないままに実験研究」、「差異以上に類似性ばかりが指摘されていますが」という指摘が、なぜ大学のいい加減さに結びつくのでしょうか?こちらは現状の把握も含め、こうしたコミュニケーションから理解を得ようとしています。

ご指摘の背景には、相当なご研究やご理解があるのではと思います。是非色々とご教示下さい。

Posted by: takemura on November 12, 2002 12:55 AM


>日記サイトを見たりすることは殆どありませんので、具体的に説明などできませんが、

ここ読んで どひゃー とひっくり返っちゃった人が30人はいると予想します。
どうか地に足をつけた研究を実施なさいまし。
これでは

>blog environmental studiesで、一挙に研究テーマを設定。社会から文化、
>経済などにblogが及ぶす影響を予測する(大胆な試み)研究を実行に移す
>こととなった。

なんてことに振り回されるゼミ生の皆さんが不憫でなりません。

>すでにアメリカでは社会現象的に取り上げられていることから、

http://www.fusosha.co.jp/spapage/2001/spa276703.html
とか参照ください。

なんというか、weblog≒日記サイトに関するこれまでのアメリカと日本の
違いは、「単にこれまで(研究対象として)取り上げられたか否かのよう
な気もします。武邑先生のような方に。

#ここで研究者が日本の日記サイトを無視して突き進んでしまったりしたら、
#日本のインターネットのこれまでは「失われた10年」てことになっちゃう
#んでしょうかね。(いや、なるもんか!)

ところで

>匿名のコメントはご遠慮させてください。

この文の主語がよく分からないのですが。

Posted by: IP209.150...の者 on November 12, 2002 01:16 AM

コメント頂いた方たちに直接メールをお送りしました。以下の内容です。

メールで失礼します。
匿名コメントは受け付けてきました。ただ、ご指摘のような前提を変えてみただけです。
というのも、直接返信ができること、ご意見を直接聞けることが今必要です。
できれば、blogについての可能性やその他、ご意見頂ければ幸いです。

メールで失礼します。
現状を把握したいというためにもblogを立ち上げました。差異以上に類似性を指摘するとありますが、差異そのものの本質を把握するためにも、類似性とどのように異なるのかを見る必要があるのだと思います。
いい加減と指摘されていますが、明確な研究対象たりえるかという、まだ前提の段階ということでもあります。
取り急ぎ。

結局お送りしたメールのアドレスは実在せず、2通とも戻ってきました。

コミュニケーションの方法は、このコメント欄だけなのでしょうか?これも匿名コメントに誠意ある対応が出来なくなる理由のひとつかもしれません。

Posted by: takemura on November 12, 2002 01:17 AM

「ここ読んで どひゃー とひっくり返っちゃった人が30人はいると予想します。
どうか地に足をつけた研究を実施なさいまし。」

ご親切なご指摘、了解しました。私自身の研究というわけではないので、日本の状況など、特にblogの中でMTというツールを今対象とし始めたばかりです。色々とお教え下さい。

武邑

Posted by: takemura on November 12, 2002 01:30 AM

>ご指摘の背景には、相当なご研究やご理解があるのではと思います
せっかくのblogなのに…。コミュニケーションの敷居を高くしちゃだめでしょ。

いくつかblogについての文章を見つけましたのでリンクさせていただきます。参考になればと思います。blogって、わかんないですね。

http://www.atmarkit.co.jp/icd/root/40/44312140.html
http://ascii24.com/news/inside/2002/11/11/639851-000.html
http://www1.neweb.ne.jp/wa/yamdas/column/technique/blog.html
http://www.akaokoichi.net/
http://sho.tdiary.net/
http://blog.neoteny.com/eno/archives/2002_10.html

Posted by: webl on November 12, 2002 01:31 AM

webl さん ありがとうございます。
なるほど。敷居というご指摘、わかりました。

私などはもう年と、いいわけがましく聞こえそうですが、皆さんのようなコミュニケーションのレベルとはやはりギャップがあります。

どうも学生さんたちと一緒にこのページをやっていても、皆さんとの感覚的なズレに戸惑うことが多いです。

ここでの実験には、ロートルは引っ込んだほうがいいかもしれませんね。色々とお教えいただき、ありがとうございます。

Posted by: takemura on November 12, 2002 01:40 AM

今日だけでも色々とお叱りのご指摘、ご質問、お教え頂いたこと、感謝してます。匿名の方々にも、感謝いたします。

日本でのblogがどれだけ広がっているかも見えてきました。我々の研究室でとりあえずblogを導入して実験、と考えていたことが、一気に大きな意味を持ってしまうこともわかりました。

院生の諸君の自主的な実験と考えてのことでしたが、少し大きな研究テーマなどを掲げてしまったようです。

Posted by: takemura on November 12, 2002 02:22 AM

ここのblogに対してのコメント(記事no.17?)はここよりずっと的を射た指摘がなされていると思いますが武邑氏はいかがお考えでしょうか?

Posted by: nanashi on November 12, 2002 04:37 PM

リンクに失敗しました。
ここです。

Posted by: nanashi on November 12, 2002 04:39 PM

日本の個人サイトの歴史については、
http://blogdex.tripod.co.jp/encyclopedia/
こちらのサイトでかなり網羅されています。
こちらの、現存するサイトを見て回るだけでもかなり得るものがあると思います。

Posted by: ハラ on November 12, 2002 09:39 PM

タイムリーなことに、こんな記事も出てました。
http://ascii24.com/news/inside/2002/11/11/639851-000.html

Posted by: ハラ on November 12, 2002 09:47 PM

nanashiさん、ありがとうございます。

個人の声の累積、それ自身が重要ですね。私も、blogでこうして皆さんから教えて頂き、自分を晒せる機会を得たように感じます。

Posted by: takemura on November 12, 2002 11:37 PM

ハラさん、
日本の個人サイトの歴史に関してお教え頂き、ありがとうございます。
拝見させて頂きましたが、個人サイトの時系列の詳細に関して、本当に網羅されていることにまずは驚きました。

さらにタイムリーな記事のリンクもありがとうございます。日々刻々と変化を遂げるなか、皆さんからお教えいただくこと、本当に助かります。

今後も、色々お教えいただければ幸いです。

Posted by: takemura on November 13, 2002 12:00 AM

インターネットにおける自発的コミュニティの形成,特に Web 日記に関して
http://www.shobi-u.ac.jp/~tnagae/pub/wdc

この論文もおさえておくべきかと。
Web における個人サイトを社会科学的観点から研究している人がすでに幾人もいます。
この現状理解は彼らに対しても失礼であると思います。

Posted by: on November 13, 2002 02:13 AM

インターネットにおける自発的コミュニティの形成,特に Web 日記に関して

拝読します。私の専門外とはいえ、非常に興味深い対象となってきました。地についた準備を致します。

ご教示ありがとうございます。

Posted by: takemrua on November 13, 2002 02:51 AM

最初は何のことかと、本当に何がなんだかわからずに、これまでの展開に戸惑う毎日でした。
joiのblog から、今何が起こっているのかを知りました。
無自覚とのご批判、本当にすみません。
ただ、学生諸君には何ら問題はなく、今回のお騒がせは、すべて私が無自覚のまま、blogなるコミュニケーションを調査しようと思い立ったことに起因しており、権威主義的な囲い込みなどの意図など、毛頭あるわけではありません。

今後は、地についた調査などを行い、少しでもblogなるものを理解できればと考えます。

どうか、皆さんのご協力、ご支援などをお願いできれば幸いです。

Posted by: takemura on November 13, 2002 12:14 PM

日本の個人テキストサイトの総本山ともいえるランキングサイトReed Me!(http://readmej.com/)。
こちらの上位サイトぐらいはご覧になっていただきたい。
ちなみに登録サイト数は2万を越えてます。

それとこちらも見ておいた方がよろしいかと。
http://corn.2ch.net/test/read.cgi/net/1037028447/

Posted by: marino on November 13, 2002 02:57 PM

Web日記でも BLOG でもいいけど、文字小さくて読みにくいねん。文字小さいとカッコウイイとでも思ってるの?

Posted by: mona on November 13, 2002 06:14 PM

これまで仰られる事を見ている限りでは、結局はblogという名称を主張しているだけの様に思えます。
とても丁寧な受け答えの中で、一瞬個人ニュースサイトが培ってきた日本のネット文化を認めてらっしゃると錯覚してしまいそうです。
しかし、書き込みを見る限りではその存在を認知するだけで、冷静に何故、今回ここまで騒動が起きてしまったのかを把握しようとはしてらっしゃらないのではないでしょうか?
blogの存在意義、又ニュースサイトでのコミュニケーションの差異はやはり重要です。上で「かえってこちらが教えていただきたい」とあるのですが、それならばどうしてblogと名付け、新しい文化を築くと思ってるのかが矛盾していませんか?
日記サイトやニュースサイトは趣向が似ている者達が集まるのみという点で閉塞された世界です。
これを打ち破る為には今のblogのシステムは既存のシステムとの違いがない様に思われます。
輸入したblogを日本のネット文化に迎合できる様、開発、発明してから発表して欲しかったです。

Posted by: 翌檜 on November 13, 2002 09:58 PM

翌檜 さん

日記サイトやニュースサイトの世界をすべて無視したような言い方をしてしまったこと、blogというより、MTというツールと最初に出会い、その前提から無邪気にも結果、「新しいコミュニケーションの可能性」などとこれまた無責任に発想したこと自体、大きな間違いでした。

ここまで大きな反響を呼ぶこと自体、私のネット世界に対する無自覚な認識に原因がありました。私にとって今回の多くの反響は、私自身がblogなるものを語る資格は毛頭なく、その警鐘として受け入れております。

さすがにこの何日、全く免疫のない学生諸君にまで波及した今回の問題に、深く責任を感じています。
彼らへの批判に関してですが、これは全く無自覚な私に原因があるものです。

ご指摘を謙虚に受け入れております。

さらに、私がblogという概念や、そのツールの持つ差異性を考える余裕以前に、個人の声の累積とその意味の方が大きいものであることを実感しています。

Posted by: takemrua on November 14, 2002 01:25 AM

最近の、web日記におけるblogの論争を目にし、いろいろなところを経由し、こちらにたどり着きました。
ご意見を拝見しましたが、どうも納得のいかない点が何点もあります。
そちらは、東京大学という国立のもっとも国民の税金を投入されている機関だと認識しています。
そこで、日本におけるweb日記・テキストサイト・ニュースサイトの実状とその歴史、そしてそれらに対してblogが一線を画する明確な概念定義がなされるまま、「blogが及ぶす影響を予測する(大胆な試み)研究」を観察するというのは些か方手落ちの感は否めません。もし、日本でblogが及ぼす影響があるとすれば、blogがいかに日本のwebの世界で意味をなさないかということが論じられるという影響でしかないと思います。
また、「そもそもこの手の質問がまだまだblogの行く手を阻んでいる」とは笑止。新たな概念に対しては、これまでの概念とどう違うのかなど、あらゆる質問が返ってくることは当然です。これは、もしこの試みが学問の範疇に入るならば、これらの疑問はblogの行く手を助けこそすれ、阻むものとしてはあり得ないはずです。
これらの、研究というものの基本的な手順やコミュニケーションを否定するような記述を学問をされている人が述べるということ自体、にわかには信じがたいことです。

Posted by: izushi on November 17, 2002 04:41 AM

izushi さん

ご意見本当にありがとうございます。

まず、blogなるものを実験として設定し、それを研究の対象として展開可能かどうかを検証する目的であった筈の実験そのものを、研究それ自体として表明してしまったことに、私の無自覚な発言がありました。

研究対象として設定しうるか、という事前の手続きや、その準備の積み上げ以前に、私の無自覚な発言によって皆さんの反響を呼んだものと反省しております。

これまでの「日本におけるweb日記・テキストサイト・ニュースサイトの実状とその歴史、そしてそれらに対してblogが一線を画する明確な概念定義」をめぐる準備不足など、研究と述べてしまいましたが、まだその端緒にもついていない段階で、こうした言葉を安直に用いたこと、様々な方からのご批判、ご指摘の通りと受け止めています。

言葉足らずとは弁解にもなりませんが、研究を実行に移すというくだりに、「研究対象として設定可能かどうか、先行調査などの前提を踏まえる」という姿勢を表明しなかったことが間違いであったと反省しております。

こうした私の無自覚な発言によって、多くのご批判、ご質問を頂き、今それらを真摯に受け止めているところです。

そして、こうした状況の中からも、多くの貴重な情報提供を様々な方からお寄せいただいています。これに関しても、この場で御礼を述べさせて頂きます。

ご指摘の通り、院生諸君の研究テーマの設定として、それ自体、可能か否かをもっと精査すべきであったと思っておりますし、今回の反響から、学問的研究の前提として、blogなりを対象とする先行研究など関しても、多くの方々から情報を頂き、今回の実験の継続や方向を再調整する段階と受け止めています。

こうして皆さんのご批判、ご指摘によって、私自身の反省はもとより、「研究」という言葉の持つ重みを改めて内省しております。今回の多方面からのご指摘、ご批判に答えるためにも、blogという言葉や概念以前に、「日本におけるweb日記・テキストサイト・ニュースサイトの実状とその歴史」を遅ればせながら、学習させていただいております。この作業自体、私に様々なことをお教えいただいているものと受け止めております。

院生の諸君にまで、私の無自覚な発言が反響を呼んでおりますが、すべては私の責任と自覚しております。

今は、研究以前の問題として、なぜ私にとってblogなのかを見つめていければと考えております。

今後もご指導、よろしくお願い致します。

Posted by: takemura on November 17, 2002 05:33 PM

blogに対して武邑先生とこれだけコミュニケーションが取れる。それだけでもblogってすごいなぁと思った。今までの日記&掲示板の形式とどう違うかと聞かれるとよくわかりませんが。う〜ん、うまく言葉にできない・・・駄文失礼しました。

Posted by: syuu on November 19, 2002 04:21 PM

話の途中で申し訳ありませんが、blogに関するアメリカの状況という点を見ると、現在ではまだ社会現象というほどに至るものではなく、Web関連の新しいテクノロジーに対して比較的受け入れの速い人たち、一般的に言われているbloggerという「個人」がサポートしている状態に留まります。スーパーで買い物をしている女性やお年寄りにBloggerと言っても通じるわけではありません。
とはいえ、XMLを取り巻くソフトウェア業界では今一番ホットなテーマの一つであることは疑いないでしょう、ただそれを実際に広く世の中の人々が使えるようになるまでには、より簡易なツールの登場という点と、人々の生活の内部における必要性という点でこれから議論がなされていくべきことであるように思います。

アメリカのメディアというものは政治及びコマーシャルなレベルでの情報流通という側面がかなり大きいので、個人のbloggerが持つテーマ、及びそれに共鳴するコミュニティによって広がっていく情報連鎖の「輪」が今までのメディアと異なる側面なのではないかと思っています。また、既存のメディアが持つ情報伝達の性質上、Blogという個人の連鎖による情報伝達に対して、オールドメディア側がナーバスな見解を示しているのかもしれません。

個人的な印象を申し上げると、NCSA Mosaicが初めて登場した時に世界中のTech Geek達がWeb siteを通じて連鎖していったのと同じように、blogには本来のWebが持ち合わせていた「人々を繋ぐ」という性質があるように思えてなりません。

また日本の文化に根付く「和」の思想が、ここで議論されている現状の日本におけるBlogカルチャーの「和」を形成することが可能かという点についても興味があります。アメリカに関して言えば、blogもしくはweb日記をやっているからという理由だけで人々の輪が出来ることはないでしょうが、同じテーマを共有する個人の日々の生活の中からのフィードバックこそが、既存のメディアの枠組みに囚われない新たな情報流通の可能性を提示してくれているように思うのです。

日本で大きな流れを形成するWeb日記は、既存の概念で捉えたときに果たして出版と呼べるものでしょうか?

それとも、それはあくまで「個人」による日記のパブリック化なのでしょうか?今まで机の引き出しにしまっていた日記が、書いた瞬間に公になることの意味は社会に対してどれほどの影響を与えるのか、また、その行為が書いた本人に対してどれほどの影響を与えるのかにも興味があります。


Posted by: shingu on November 25, 2002 02:25 PM

一連のフィーバーが落ちついて 興味をもった人たちが実験に入りました 僕もその一人として現在の心境を吐露すると
blogは疲れます はまります いままでのWEBでやりたくても やりにくかった作業がいとも簡単にできたり 分類の楽しみもありました まだアメリカで少ない多いの問題より 現場の人間 として 使えるツールである とゆうのが いまの感想で 無論 改良の余地は多々あるでしょう でも 日記でもBBSでも潜在人口の多い日本では爆発的に使われる可能性もある その為には一般向けのBLOGツール(CGIに触らない)やカスタマイズ機能(BBSのような)
ものが 必要で近々にでてくるであろう
そうなれば 世界とより密接に繋がれるこのツールは
インターネット第二世紀の標準フォームともなり得る
とくに企業サイト制作において カテゴリーに対する
反応をリアルタイムで探れることはNETのアンテナショップの様でも在り いままで情報マトリクスから外れていたWEBの”内容”がいまBLOGとゆう”網”で繋がりより細密な物へと進化していく未来は もうすぐそこにある
遅延したこの国の危機的経済状況にも情報の共有とSPEED化で劇的変化が訪れる可能性が高い
その動き(ムーブメント)の核になるものが 必要
であると 考えている 公民一体としての位置関係において 大学は アメリカのMIT などがそうであるように
社会的責任が果たせる場所に存在しているのだと思う
 BLOGがどうだこうだ ではなく 社会基盤整備の素材ツールとしてのBLOGの効用 恩恵をひとりでも多くの人に 一刻も早く届けなければ いけないのではないでしょうか?

Posted by: mpm on December 4, 2002 02:39 AM
Post a comment