November 11, 2002

引用

明神さんの発言が相当な反響を呼んでいるようですね。
色々な発言があるようなんですが、その中から僕のよく訪れるサイト「OUTDEX」でのコメントが非常に興味深かったので掲載させてて頂きます。

「blogが一般的になったときに、『mesh抜きでは日本におけるblog草創期を語れない』と言われるようなサイトにしていきたいですね。(言いすぎ?)」という記述が一番波紋を呼んでいますが、コメントを送れるシステムなのに誰もそれに対して突っ込んでいないというあたりに、ウェッブログ幻想(というかblog幻想)の限界が如実に現れている気もします。
身元を明かさなくてもコメントできる今のBlogのシステムにもかかわらず、ほとんど誰もコメントしてこないというのは、確かに問題だと思います。
といっても荒しをされたらそれはまた困りますけど。それはまだ良識のある方々にしかBlogというものが認識されてないからなんですかね。

Posted by kondo at November 11, 2002 01:11 AM
Comments

“荒し”というのは基本的に、ある個人サイトの運営者に対して何らかの怨恨を持った個人が行うものです。“匿名の不特定多数による荒し”は、サイト運営者とゲストとの議論がフレームアップし、特に運営者側の理論が破綻しているときに、特にそこで野次馬的に起こるものです。

この手の荒しを行う人は基本的にアホですが、自分より弱い立場の人しか相手にしない程度の知能は持ち合わせています。議論の進行していない場所で荒しをしてもアホだと見なされスルーされるのはわかっていますから。また、認識するのは「荒して遊べるアホがいる」という情況のみで、BlogだとかWEB文化だとか、そういう状況には関心を持たないでしょう。

ですから、another mitsuhiro's blogを運営されている方が、古参の個人ウェブ運営者の方々から「議論の余地も無く圧倒的に見当違いなことを書いている」と判断されている以上、議論的なコメントが立つこともありませんし、したがってそこに荒しが来ることも無いでしょう。

アメリカ式のBlogであれ、日本の同様の個人サイトであれ、このテのサイトは、知り合い同士の馴れ合い的コメントを除いては、半年なり1年なりコンスタントにテーマに沿った情報を発信し続けて、コミュニティでの知名度があがり、一定の固定読者がつき始めてからやっと、有意義なコメントがつき始めるものだと思います。

辛辣かもしれませんが、2ヶ月程度で自分の身辺記事に終始しているサイトにコメントがつかないのは、当然といえば当然かもしれません。

Posted by: Arie on November 12, 2002 12:01 AM

はじめまして。blogの定義ってなんなんでしょうね。
http://www.blogger.com/about.pyraによると

What is a weblog/blog?

A blog is a web page made up of usually short, frequently updated posts that are arranged chronologically--like a what's new page or a
journal.The content and purposes of blogs varies greatly--from links and commentary about other web sites, to news about a company/person/idea, to diaries, photos,poetry,mini-essays, project
updates, even fiction.

もしこれが定義だと仮定すると、現在日本に無数にある(掲示板付きの)『ホームページ』『テキストサイト』『個人ニュースサイト』などはすべて"blog"のカテゴリーに入るかと。ならば日本においてこのような試みは、あなた方がわざわざ"blog"というアメリカ輸入の横文字を使いだす10年前から始まっていたのではないかと。個人的に思ったのですが、日本の最高学府と呼ばれる東京大学のメディア環境学研究室ともあろうものが、日本のインターネット文化になぜそんなに自信が持てないのでしょうか?アメリカで流行らなければその文化は認められずなかったことも同じということですか?

暇つぶしにでも是非以下の資料を一度ご覧になってください。これは単なるロック好きの兄ちゃんが、学位のためでもなくビジネスとしてでもなく、ちょっとした「酔狂」でかつ「気合」を入れて作ったものです。日本のインターネット文化は学者でもビジネスマンでも芸能人でもなく、こういう酔狂で気合の入った人たちによって育ってきたんだと思います。出来の悪いインターネットかも知れませんが。

教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史
ヽ(´ー`)人(´ー`)ノ
http://blogdex.tripod.co.jp/encyclopedia/

Posted by: 0zzy on November 12, 2002 12:35 PM

ちなみにうちの中学生になる姪っ子も1年前から「ホームページ」を持っています。彼女は"blog"なぞ聞いたこともないでしょうが、一生懸命日記を書き14才なりの世の中に対する自分の意見を述べ、興味のあるニュース(ジャニーズ系ばっか)にリンクをはってコメントし、アイドルの写真を貼り付け、掲示板で小さいながらも(研究室よりずっと大きいが)コミュニティーを形成しています。1年もやってると(開設間もないblogとは違って)「良識のないアンチ」が荒らしに来るもんで、泣きながらも頑張ってみんなで撃退しています。研究者の方々が書くテクストという名の日記とは比べ物にならないほど低俗(面白い)かもしれませんが、たとえ誰かに権威付けされなくとも、彼女も同じように「何か」を発信し「何か」を受信していますよ。

Posted by: Ozzy on November 12, 2002 12:53 PM

誰もが思いつくような浅いコメントを書いてみましたが、いかがだったでしょうか?みんなわかってて無視してるんでしょうが、それは不親切すぎますよね。これで少しは寂しくなくなったでしょうか?やっぱり直接コメントで反応が見れなきゃ"blog"じゃないですもんね!

Posted by: Ozzy on November 12, 2002 01:21 PM

 で、r_kondo氏はコメントしていただけるのでしょうか。
 そういう談論風発の場がblogの醍醐味だと思うんですがねえ。

Posted by: いさき on November 18, 2002 12:15 AM
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