2002年11月 9日
インターネットの場所性

map.jpgインターネットが最も実際の空間と異なるのは、地理的情報が排除されているところでしょうか。
IPアドレスを追うばかりで、いったいパケット情報がどこをどう渡り歩いているのか、地理的に知るのは困難です。今、自分が見ているHPですら、いったいそのサーバーがどこにあるのか、書いている人がどこに住んでいるのかなんて簡単には分かりませんね。
それがインターネットというメディアの大きな特徴であり、利点でもあると思います。
こういった目に見えないサイバースペースに場所性、空間性を見出そうとする試みもありますが、基本的にはドメインにしろ、IPアドレスにしろ、メールアドレスにしろ、そこから得られる情報は地理空間と切り離されている・・・

はずなのですが、例外があります。しかもあまりに露骨な。
それがCATV。地域によって加入できる会社が決まっています。
例えば豊島区にお住まいのあなたは、豊島ケーブルネットワークでインターネットをしましょう。もれなく「******@*.toshima.ne.jp」というアドレスがもらえます。
World Wideなインターネットにあって、メールアドレスから一気に住んでる区まで特定できてしまうなんて凄すぎます。というかいただけません。と、私は思うんですが、いいんでしょうかこれで…。
地域に根ざしたCATVだからこそなせる業です。はい。

・・・・・ふう。(←昨日と違ってちょっとまじめに書いたので疲れている(笑))


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