この週末、初めて、カウチサーフィンのお客さんに泊まってもらいました。
カウチサーフィンとは、旅行者同士、お互いに無料で自分の家に泊めあおうという壮大なSNSです。ぼくらも長旅の間、ヨーロッパではこれを利用して人の家に泊めてもらっていました。
https://www.couchsurfing.org
泊まってもらったのはフランス人で、お姉さんが京都でインターンをしていて、お姉さんに会いに来たという26歳の女性。医学部をちょうど卒業したところで、11月からだったか、働きだすためにその前の大旅行中。
昨日、家の最寄駅であった時から、とっても感じのいい人で、あとからそのお姉さんも家に来て、みんなでディナーとなりました。
お姉さんは、芸術系の学校で、なんと掛け軸の修復を専門に勉強しているとのことで、京都には掛け軸の修復を実際に行うために、インターンで2カ月ほど滞在中。表具師さんのもとに毎日通って仕事をしているとのことでした。
ぼくも、妙心寺の襖絵プロジェクトの取材で表具師さんの世界はそれなりに取材してイメージはあったので、彼女たちに襖絵プロジェクトの話をして、芸術新潮に書いた記事などを見せてたところ、雑誌に写真が出ていた表具師さんでぼくがお世話になっている方を見て、「あ、この人知ってる!」。今日の展覧会のまとめ役(?)をやっていたのはこの人だよ、とかって話になりびっくり。
他にも、奈良の墨作りの様子を見学したいということで、ぼくが紹介できそうな人に、これから連絡を取ってみるつもりです。
偶然泊まりに来たフランス人からこんな縁ができようとは、なんとも不思議でうれしくなります。
泊まっている妹さんの方とは、上の娘も仲良くなり、今朝は、二人で折り紙をやっていました。言葉が通じないながらも娘は全然気にしてないようで、楽しそうにあれこれ言いながらゾウを折ってる姿がなんだかとてもうれしいでした。
2泊だけですが、娘は「100泊してって」と(笑)。
初めてのカウチサーフィンのゲストがとってもいい人で本当にありがたいです。
昨日知り合ったばかりなのが不思議なほど。
カウチサーフィン、ずっと泊まる側だったけれど、今回初めて人を泊めてみて、これはすごくいいなあと改めて感激。