今日、拙著
『終わりなき旅の終わり さらば、遊牧夫婦』
が発売となりました。
なんだかとても落ち着かない気持ちです。
3年前、初めての本を書いたとき、書き終わってしまったら達成感のみで気楽に過ごせるかと思っていたら、予想しないほど、売れ行きだとか評価が気になってしまい、本を書いていたとき以上のストレスを自分が感じていることに驚いたことを覚えています。おれ、ちいせえなあ、、と実感しつつ、情けないことに何キロか痩せました(笑)。
4冊目となり、少しはそういうことにも慣れ、前ほど、一喜一憂しなくなったつもりですが、それでもやっぱり気持ちは落ち着きません。今回は特に、この本がちゃんと売れてくれないといろんな意味で困ってしまう、という気持ち(&現実的要請)が今まで以上に強く、なんとか広く読んでもらえるようにと、なりふり構わずあがいています。
誰しもに楽しんでもらえるものではないかもしれません。
でも、自分がいま持つすべての力を注ぎ込んだことは確信しています。
そういった意味で達成感はあるし、だから後悔もありません。
この本がみなさんにとっての「何か」になりうることを、心より願っています。
どうぞよろしくお願いします!
http://www.mishimasha.com/books/
帯の内容:
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5年旅して「夫婦」になった。
異色の紀行ノンフィクション・『遊牧夫婦』シリーズ最終巻。
結婚直後、夫婦で5年間の旅に出た『遊牧夫婦』。
本書では、旅の最後の一年間、中国を出発してユーラシア大陸を横断、そしてアフリカへいたるまでの日々をお届けします。
「一生旅をつづけたい」――出発時の思いは、ユーラシア大陸を駆け抜けるなかで、いかなる変化を遂げたか?
旅する理由、働く覚悟、新たな夫婦の形...。2人が最後に見つけたものは?
編集部註:本書から始めて、その後、1、2巻を読んでも十分楽しめます!
本書の旅のルート
北朝鮮、中国、モンゴル、ロシア、チベット、キルギス、ウズベキスタン、トルクメニスタン、イラン、アルメニア、グルジア、トルコ、ギリシャ、イタリア、スイス、オランダ、スペイン、モロッコ、南アフリカ、ボツワナ、ザンビア、マラウィ。
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