May 17, 2008

オランダ生活も2週間<Axel No.2, Holland>

まだ同じオランダの友達クリステルの家です。

もう2週間が経ち、いよいよルームメイト的になってきて、ウザがられるんじゃないかと思いつつも、そうでもないようで、3人で楽しく過ごしてます。でも、さすがにそろそろアクションを起こさねばと、明後日月曜日からはパリへ一週間の予定で行くことに。パリにいる友達も同じくバンバリーのボランティア仲間で、泊めてもらう予定の女性に連絡したら、妊娠8ヶ月とのことでびっくり。ってびっくりすることではないのだけど、クリステルたちが別れたのと同様に、4年の間にみなそれぞれの人生が進んでるんだあと感じさせられました(それも当たり前なのだけど)。


(15~16日にブリュッセル(Brussels)へ。アクセル(Axel)からブリュッセルは車で1時間。来週月曜からいよいよパリ!)

一昨日から昨日にかけては、ぼくの妹の友達でベルギー留学中の女性に会いに、ブリュッセルまで行きました。ブリュッセルといえばEUやNATOの本部というイメージでしたが実際にはそういうのはほとんど見ることなく、世界3大がっかりとして名高い小便小僧を見たり、ビール飲んだり、ワッフルやムール貝を食べたりという超定番の観光コースを満喫。「小便少女」というのもあるのがウケました。

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(小便少女。近くにいた日本人観光団体のガイドの説明によれば、客寄せのためにあるレストランが小便少女を作ったらしいけれど、大して客寄せにはならず、店はつぶれ、そのために少女も檻の中に閉じ込められてしまったとのこと。ちょっと憎らしい顔で檻の中で永遠に小便し続けなければならないのはちょっと同情に値します……)

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(ブリュッセルのノートルダム大聖堂(でいいのかな?)の中)

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(観光客が集まり、カップルが肩を寄せ合うGrand Plaza(多分)。全然地名とかチェックしてないので、間違ってるかもしれません)

妹の友達も、流暢なフランス語を操りつつ、ベルギーライフを満喫している様子でした。ベルギーは、イケ面、美人が多いかなと思っていたものの、彼女に言わせると「微妙だ」とのこと。オランダは確かに微妙だとぼくも素子も思っていたのですが、彼女はオランダは「イケ面ばかり!」と目を輝かせていました。なんて話しているうちに、だんだんベルギー、オランダ、ドイツなどの違いが少しずつわかってきたような。。。

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(妹の友人「のっく」さん。自分は夜逃げでもしてきたようなスタイルになってますが、実はこのちょっと前に大雨に降られ、洪水のような街中を歩いて全身びしょぬれになり、靴をサンダルに履き替えたり、服を脱いだりしたためです。のっくさんはそんな雨の影響を全く感じさせない日本人女性らしいきれいな身なりをキープしてるのがすごい。このあとのっくさんとは別れ、ぼくらはなんとか見つかった安ホテル(クリステル曰く「マクドナルドのようなホテル」で、まさにその通り)で、シャワー&洗濯、というブリュッセルの夜)

オランダのいますごしている小さな村の人々の生活について何か書きたいなと思って、クリステルの友達や家族とちょくちょく会って話しをしながら、構想を練っています。ここは確か人口8000人ぐらいの村。クリステルと歩いているとかならずパブや通りに知り合いがいて、声をかけられるというようなところ。やはりそういう場所だけに保守的な人が多く、しかもプロテスタントとカトリックが分かれる境界線付近であるからか、会話の中に宗教の話はいつも耐えません。お母さんが、娘に教会に行くように説得する一方、信心深い息子が教会を変えたことに気を揉んだり、といったような。宗教が頭の中に全くないぼくらのことがちょっと想像がつかないっていう話になったり、宗教と現実を切り離すのに何年もかかった、という話を聞いたり。

そしてその一方、近くにはオランダ最大らしいコーヒーショップがあって、フランス人、ベルギー人、オランダ人がよく晴れた日の日中から、外でバリバリマリファナを吸っているという光景。そんな両方の世界が同じ場所に存在していることが自分にはとても新鮮です。とても限定された一地域だけど、クリステルのおかげで、オランダを肌で感じられてるような気がします。

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(コーヒーショップで写真を撮らせてもらったベルギー人カップル。彼らはおそらく典型的なコーヒーショップ常連客。ベルギーに持ち込んでいいのか?などいろいろと話したものの、間違いなく違法のことだらけだったので、念のため彼らの写真とともにここで書くのはやめときます)

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(ジョイントを巻いてるところ。白昼堂々のこの光景はオランダならでは)

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(彼らはオランダ人。「こんないい天気に、ジョイントとビールでいい気持ちになって最高だよ!」)

ところで、チベットのことに続き、中国、ビルマ(ミャンマー)での地震・サイクロンの災害のあまりの大きさに驚愕しています。近くにいそうな知り合いに連絡をしたところ、日本で働く四川出身の友人の家族は大丈夫だとのことでしたが、今回の旅で知り合った日本人の友人の彼女(らしき人)は四川出身で、しかも出身地が震源地に近く、その友人もまだ連絡が取れていないとのことで心配です。。。四川省もビルマも行ったことのある土地であるだけに、遠くの出来事とは思えずとても気になっています。昆明にしばらく滞在中の旅仲間の友人は、四川省へ被災者支援に向かったようです。こちらでも、テレビをつけると中国かビルマのニュースがかならず飛び込んできます。

一方、オランダではぼくらが来て以来、普段はありえないぐらい晴天が続き、誰もがびっくりしていました。世界の異常気象の一環っぽいですが、それも昨日ぐらいで終わり、ブリュッセルで大雨に降られたのに続き、今日はこちらも一日中、小雨。やっとオランダらしくなったとクリステルが言っていました。

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(10日以上出っ放しだった太陽もついに姿をくらましました。クリステルの家の前で、昨日16日の夕方)

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(食事もすっかり家の中が基本に)


Posted by ykon at May 17, 2008 11:44 PM | トラックバック
コメント

おー、もうオランダかぁ。
地図を見てびっくり!
私が昔住んでたとこのすぐ近くを通ってるよ~!
私は前スイスとドイツの国境から比較的近くの町Freiburgからさらに列車で30分ぐらいのStaufenという村にいました。
12年も前のことだから、変わっただろうなぁ。あそこのアイスクリーム屋さんおいしかったなぁ。
その当時も日本の留学生はみんなコーヒーショップ目当てに
オランダ行ってた。懐かしい!私はオランダには行ったことがないけど、パリにもそういう地域があって、そんなことも知らずに、日本人留学生に着いていって怖い目にあった。たぶんあの時が人生最大の危機だったな…。今思い出しても怖い。
パリに行くなら気をつけてね。夜の地下鉄は危険だよ~。
でも、エッフェル塔&シャンゼリゼの夜景はきれいだったなぁー。

Posted by: じゃしらも at May 18, 2008 9:45 AM

いやー僕もオランダ行ったらソフトドラッグをいろいろ経験してみたいですー!マジで。 ちなみにスペースケーキって食べました?? やっぱ中にあれが入ってて食べてるとだんだん気持ちよくなって来るらしいですよ。うらやましー!

Posted by: せつま at May 18, 2008 4:49 PM

>じゃしらもさん

そうか、前にドイツ住んでたんだね(もしかしてスイス?)!12年も経ってると、村も大きく変化してるかもね。パリで「人生最大の危機」に出会ってるとは・・・って何があったの?!一昨日の夜からパリにいて、さすがはパリって感じで、他の首都とはひと味違った魅力を楽しんでます。地下鉄は東京みたいで、一週間チケット買ったら乗り放題だしとても便利。12年の間に地下鉄もずいぶん変わったのかもね。

>せつまさん

スペースケーキってのは食べてないけど、確かにいろんなものを売ってるみたい。インドでそういうクッキーを食べた記憶があるな、、そうとう昔に。しかしこっちにはすごいテレビ番組があって、テリー伊藤みたいなタレントが、番組であらゆるドラッグを自分で試してその感想を話すらしい。それがNHKのような公共放送でやってるっていうんだから、びっくりだよね。

Posted by: ゆうき・もとこ at May 21, 2008 4:14 PM
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