こんにちは。いよいよ今日バリを出ることになりました。
ここには10日以上も滞在したのにもかかわらず、結局ほとんど何も見ないでおわってしまいました。仕上げないといけない原稿があったこともあり(久々に連載以外の記事も書きました。それは「週刊金曜日」6月11日号に掲載されるので、よかったらご覧下さい)、かなりの時間をパソコンに向かって過ごしていました。また、日本語の文庫本が簡単に見つけられたため、本を読んで過ごした時間も相当長かったような……。いずれにしても、バリという場所をあまり身近に感じることもないまま終わってしまいました。
今日朝おきて、バリの写真をほとんど撮っていないことに気付き、宿の周りで何枚か撮りました。歩いて一分もかからないぐらいのところに、2002年の爆弾事件の追悼碑があるので、それを載せておきます。
(バリの観光の中心クタの朝。ここはいつも観光客でいっぱいですが、高級リゾートという風なバリはこことはちょっと違う場所にあります。右手に見えるのが爆弾テロの追悼碑)
(碑には死者全員の名前が書かれています)
日中になるとこの碑の前にはいつも観光客がいますが、その中の少なからぬ人々がこの碑の前に並んで記念撮影をしている様子が、もっとも印象的な「バリ」の風景として記憶に残っています。
今日これからバスで12時間かけてバリより西にあるジャワ島のスラバヤというところまで行きます。ここから東の島々へ、と思っていたのですが、ビザの更新をすることができないことが分かり、その他諸事情のため、とりあえず先に西へ行き、一週間後に一度ジャカルタからマレーシアに飛んで、数日後に再びインドネシアに戻ってくることになりそうです。
それではそんなところで。
雄生・素子
(島の南側の崖に建つヒンズー教の寺院で。サルがいっぱい)
(その寺院で)