チャイナタウンからチャイナタウンを結ぶこのバスの存在は驚くべきことかもしれない。
いわば、アメリカを通さずにアメリカの中の中国が結びついている証ととれるからだ。
これまで多くの国を訪れたが、大都市にはチャイナタウンというところはたいていある。
華僑人たちがつくったまちだ。
旅する黄色人といえば、日本人を筆頭に韓国人、香港人となってくるわけだけれど、
どれの民族も相当な大都市にしか集住していない。
それに反して、旅する中国人はほとんどいない。
みんなそこに定住している。
行く先々で中華流をあらわにして集住している。
そして、町ではチャイナタウンとして認識され、地図上にも現れてくる。
ロブスターを友人と食し満足したころ、
ボストン滞在中、よく付き合ってくれたMIT建築学科のTaliとAliが会いに来てくれた。
そのこと自体がとてもうれしかった。
また相当なノリでコミュニケーション。
夜遅くのカフェで、時間を過ごす。
楽しい時間はすぐ終わる。
さみしさもあるけど、またあえるだろう。
きっと。
そう、また会いにくるさ。
そして、ハグをしてsayonara。
みんな本当にアリガトウ!!
夕食へ。
携帯電話を持っていないからとっても不便なことに友人へのアクセスが困難だったのを思い出した。
毎回のことですが、電話すらままならない状態になる海外です。
で、友人とは無事再会し、もう一人増えて3人でご飯へ。
前日にボストンに到着したのですが、夜だったのでまったく店もやっておらず、
今日は初めての外食ということになりました。
イタリアンへ。
NYCのようなリトルイタリアなんてないけれど、なんとなくうまそうに見えるイタリア屋です。
しかし味はたいしたことありませんでした。
値段のせいということもあるのでしょう。
今日は英語しゃべれないこと実感バリバリショックデーでした。
それはうつくしい人のせいでした。
シリアルとコーヒーで朝を食べ、SS(友達の名)の通う学校へ。
アメリカの大学がどんなんなのかを知りたかった。
あんまり変わらないかなと思う。
メインエントランスと思われる建物(rogers building)は、ギリシア風で落ち着いた色のコラムとペディメントで構成されている。
奥は暗くそう容易には受け付けない感じが、僕のかよう大学の建物と同じである。
大きな吹き抜けがあり、トップは円形の屋根をしている。
古びれたエレヴェーターで4階へ。
そこが建築学科のスタジオがあるところだ。
個人個人に製図や模型作りなどできるスペースが用意され、それがスタジオを埋めている。
SSの周りの友達を紹介してもらった。
英語が話せないと本当に実感して、相変わらずのジェスチャー&ノリでカヴァー。
こういうのはとても好きだけれど。
そういえば、同年代の外国人と接するっていうのはなかなかなくって、
大学でもそういうことはあまりなかった。
というのはある程度日本語がしゃべれたのだ。
しかもネイティブはいなかった。
そういう経験を初めてできたということをとても感謝している。
そして、帰国であるとはいえSSが本当に英語を理解ししゃべれている現実にマジで?とただただうらやましく、
すこし日本人ではない感覚を持っているのだという確信を得た。
驚きがたくさんある素晴らしい朝だった。
東京の築地市場のように、上海にも活気のある市場が街中にあった。
こういう活気が人々の生活までおよんでゆく。
そういうの続けたい。
形は変わっても。
これも一般的に、日本人が感動する場面であろう。