「黄泉がえり」行ってきました。ストーリーは・・・。
物語は、九州阿蘇のとある地域から始まります。ある日突然、既にこの世を去っている数千人もの人々が、生前の姿のまま、“黄泉がえり”ます。何事もなかった様に、人々の前に現れる最愛の夫、妻、恋人、友人、我が子。願い続けた再会を喜ぶ家族をよそに、周囲は戸惑いを隠せません。
厚生労働省に勤務する川田平太は、生まれ故郷で起きたこの奇妙な事件の真相を探るべく、調査に乗り出します。
てな感じですが。
死んだ時の歳でよみがえる人々。
死んだ兄が今の自分よりも幼い姿で現れたら。
この世界を否定し、そしてこの世界に拒絶されていると自殺したのによみがえってしまったら。
まだ幼い息子に対して、もはや「親子」と言えないほど自分が老いてしまっていたら。
果たしてそのよみがえりをすんなりと受け入れられるだろうか?
そして、そんな状況にとまどい、葛藤をする人々を暖かく包み込む、阿蘇という雄大な自然。
奇抜な設定と反して、非常にいい意味で淡々とストーリーは流れていきます。最後のほうまでは。
うーん、上手く書けないですねぇ。邦画メジャー路線でこの様な良作に会えるとは思いもしませんでした。人との思い出、時間、そういう事をいろいろ考えさせられました。
ただ、最後のほうが、ちょっと歌手RUI(CM見ればわかりますが柴○某)のプロモーションの色合いが強くなって残念でした。というか、このプロモもきっとこの映画が立ち上がった理由の一つなんだろうけど。むしろそういう縛りでこれだけの作品を作った塩田明彦監督を称えるべきかと。今回は「足」ではなく「手」だったのかと。
ていか、頭が疲れてもうだめぽ。
まぁ、みなさん、見てください。ちなみに僕は始まって3分で泣いちゃいました。
後、後姿をちょびっと見ただけで伊勢谷友介だとわかった自分が誇らしいです。あー、だめだ。頭が疲れすぎですわ。
Posted by kondo at January 21, 2003 11:09 PM