January 30, 2003

「け」

昨日地下鉄で 反対側のホームに高校生カップルがいた
女の子が電車に乗り込む彼氏を笑顔で見送っていた
地味な娘だったが 唯一の化粧の赤い口紅が印象的だった

完璧であった
ふと見ると まわりのおじさん連もみとれていた
ああいう娘は 存在するだけでまわりを幸せにする


今回は、僭越ながら物事を判断するときの尺度を提案したいと思います。
それは、「け」というものです。
このテーマはとても説明しづらいのですが、
先程の女子高生には「け」がありません。
バスケ素人がヘアバンドをしてジョーダンモデルのバッシュをはいて
意味のないところでビハインドパスをするのは「け」が満ちあふれています。
オカサーファーが隙を見ると波の話をするのも、「け」です。
釈迦に説法も、「け」のひとつです。
「さむい」という表現は万能ですが、より詳細に品評するならば、
ときにこの「け」というものは大変有効です。

つまらないことしなくても、輝く人は輝きます。
前述の女子高生がいい例です。

最後に、「け」を感知することは批判精神につながり、精神衛生上よくありません。
そういう人は放っておきましょう。

Posted by nei at January 30, 2003 11:00 AM | TrackBack