December 30, 2002

Final: Germany vs Brazil > 30/Jun/2002

とうとう2002年W杯も最後の日がやってきてしまいました。
ラーメン博物館で腹ごしらえして、開門時間に合わせて決勝の地横浜国際競技場に到着。スタジアムの周囲にTVカメラがたくさん来ていたのを見て、いよいよFinalだということを実感しました。席はアウェイ側ゴール裏に近い2階席。2列後ろにはブラジル代表のユニフォームを着た元ヴェルディ監督の松木安太郎氏の姿が。
試合前には閉会のセレモニーがあり、ケミストリーやAnastaciaが登場して歌ったり、布を空気で膨らませて富士山を作ったりと、それなりの努力がみられたのですが、それでもボクの手に入れたカテゴリー2のチケットの値段$500は高いと思いました。
VIP席には天皇皇后両陛下をはじめ、小泉首相、韓国大統領、FIFAの幹部などすごい顔ぶれ。そして両チーム選手入場。選手としてこういう舞台に立てることの名誉がスタンドにいるボクにもひしひしと伝わってきます。
試合は皆さんご存知の通り、リバウドのロングシュートをカーンがまさかのキャッチミスを犯したところにロナウドがつめてブラジル先制。それまでのドイツの攻撃を見ていた限り、この時点でブラジルの優勝が確定したと言ってもよかったと思います。その後、ロナウドがダメ押しして得点王に花を添えました。
この試合を見に来て本当によかったと思ったのは試合終了後でした。VangelisによるAnthem2002が流れる中キャプテンカフーがトロフィーを受け取り、頭上に掲げたシーンは一生忘れられない熱いシーンでした。これだけで$500が安かったと思えるようになりました。そして、ブラジルチームが喜びいっぱいで場内を一周しているときに、ロナウジーニョが狂ったようにトロフィーをアピールしている姿を見た瞬間、ボクは心の底からブラジルのサッカーの歴史に嫉妬しました。日本はこんな舞台に立つにはまだまだ早すぎますが、自分の生きている間に日本代表によるW杯のウイニングランを絶対に見てみたいと思いました。もしボクが億万長者になったときには惜しみなくJFAに寄付することを心に誓いました。
ほんとにあっという間の一ヶ月でした。ひざまで積もった折鶴をカバンいっぱいにつめて家路につきました。

Posted by myojin at December 30, 2002 12:59 PM | TrackBack (0)