December 21, 2002

England vs Brazil > 21/Jun/2002

こだまに乗ってエコパへ。エコパは陸上競技兼用であるのに専用スタジアムのような雰囲気を感じることができます。

前の試合ではオーウェンの今大会初ゴールも生まれ、A組1位のデンマークを3対0で下し、すっかりエンジン全開のイングランド。しかも、相手はブラジル代表。試合前に「事実上の決勝戦」という言い方がされていたときには、ミーハーな感じがしてイヤだったのですが、大会が終わって、その後のブラジルの安定した強さから考えれば、確かに事実上の決勝戦と呼んでもいい試合だったと思います。

すでにボクにとっては3試合目のイングランド戦で、期待するのはオーウェンのゴールのみになっていました。先制点はその期待に100%応えてくれるものでした。相手DFのクリアミスをすばやく拾ったオーウェンがドリブルで持ち込んで先制ゴール。これまでTVで見ていたオーウェンの動きそのものでした。これぞワンダーボーイ。ボクが一番好きな海外のサッカー選手はオーウェンです。素朴さというのでしょうか、ゴールした後の両手を伸ばせるだけ伸ばした万歳ポーズにくすぐられるものがあります。




先制はしたもののペースを握っていたのはイングランドではなくブラジル。前半終了間際にリバウドが技ありのゴール。ブラジルらしい得点シーン。後半にはシーマンのポジショニングミスを逃さず、ロナウジーニョがFKで逆転ゴール。かなりの距離があったので、まさか狙うとは、そして、入るとは思ってもいませんでした。得点後にロナウジーニョがレッドカードで退場し、いよいよイングランドの見せ場かと期待したものの、デンマーク戦で見せたような鋭さや、トーナメントでの強引さは見られずじまいでタイムアップ。大会前にはベッカム人気が先行して実力以上の評価がされているような感があったイングランドでしたが、この大会を通じてもっとも成長したチームだったのではないでしょうか。






帰りの駅では在日ブラジル人たちが歓喜のサンバ。調子に乗るあまりにイングランドサポーターを挑発して、つかみ合いになって警察が止めに入ってました。挑発するほうもするほうだけど、あんなわかりやすいのに乗るほうものるほうでした。でも、それも彼らのサッカーに対する思いの深さのあらわれなんだなと思うと、我々日本人にはないサッカーの歴史の一端を垣間見れた気がしました。

Posted by myojin at December 21, 2002 02:57 AM | TrackBack (0)