6月2日の本当の戦いはEngland vs Swedenからの帰宅後に待っていました。夜を徹した争奪戦の末にチケットが手に入り、もう絶対見れないとあきらめていた観戦が実現しました。
チケットが手に入ったからにはユニフォームをゲットすべきなのですが、どうせこの一試合しか見れないだろうし、資金は他のチケットのために残しておきたいので、ユニフォームもどきの青いTシャツを買うことにしました。(余談ですが、青いTシャツといえば「勝ちT」。110万人が当選するというのに5口ほど送っても当選しませんでした。これに対する反発とカズの代表落選に対するJFAへの抗議のために(KIRINが代表のスポンサーなので)、W杯期間中はひとりでKIRIN製品不買運動を行いました。もちろん、ラガーも一滴も飲んでません。)しかし、サッカーショップに行っても20番のMYOJINのTシャツがありません。あったのは去年から売れ残っている番号のみ。あきらめて普通の服で行くことに。
2日前に来たばかりの埼玉スタジアムなので、余裕を持って会場入り。席はアウェイ側ゴール裏一列目。こんな席ではたとえカズがいなくても、盛り上がらざるをえません。(もちろん、フォワード陣に対する批判の目は忘れていません。)しかし、練習が終わると、意外なほどあっけなく試合開始の時間がやってきました。メンバー発表や入場、国歌斉唱とイベントは続いたのにいよいよ始まるぞという気分がいまいち生まれてきません。周りの状況にのみこまれすぎて自分のペースをつかめなかったのと、自国開催のW杯の日本代表の初戦という舞台に自分が参加しているという現実をうまく消化できなかったためだと思われます。当事者になるとテレビで見るよりも物事が淡々と流れていくように感じるものですね。
前半はFWの消極さが目立ちました。「11番」鈴木に対して何度罵声を浴びせたことか。後半にはこの罵声が効いたかのような執念の同点ゴール。さらに、目の前でのベルギーの2ゴールおよび稲本の追加点そして幻のゴールと、叫びがいのある試合でした。日本サッカー界の歴史に刻み込まれた貴重な試合に参加できたという感慨を反芻しながら家路に着きました。