日米野球最終戦、つまり、松井の最後のジャイアンツユニフォーム姿を見に行ってきました。
試合展開は地味で、イチローの4安打だけが印象に残りました。しかし、本日東京ドームを訪れたファンにとっての楽しみは表彰式セレモニーの終了後に待っていました。一塁ベンチ横の通路からグラウンドに伸びるカメラマンの列。そこに松井が一人登場したのです。言葉を発することもファンに向かって駆け出すこともなかったのですが、顔に出そうになる感情を必死にこらえている様子から彼の思いはひしひしと伝わってきました。そういうところが長嶋や原、高橋由にはない松井らしさです。「巨人顔」ではないけれど、誰もが認める巨人の4番。それが松井秀喜でした。