あのう。
いちおう新聞も毎日読んでるし、小学校のときから授業はまじめに聞いていたと思うし、ちゃんと大学も卒業できたんですが、それでもどうしても分からないことがありまして、一生懸命一生懸命考えたんですがまったくわかりませんで、ココで質問いたします。
「なんで戦争なら人を殺してもいいんですか？」
爆弾が落ちて人がたくさん死んでるのに、どうして爆弾を落とした人も、爆弾を落とせと言った人も殺人罪に問われないんでしょうか。こんな大量殺人事件が堂々と新聞の一面で報じられているのになんか変じゃありません？
少なくとも誤爆したら業務上過失致死だと思うんですけど。
ホントかなり真剣に考えたんですが分かりません。
小学生のふりをして子供電話相談室に電話したいくらいなのですが、院にまで来てこんなことも分からないのは恥ずかしいので誰か教えてください。
あと、ちょっと前にテレビとかで話題になってましたが、
「なんで人を殺しちゃいけないのか。」という問題もありますね。
でもまあこっちの方はフィーリングで分からなくもないんですが（フィーリングかい（笑））、最初の問題はフィーリングでは理解できんのです。
できればこの二つを矛盾なく説明していただきたいのですが、誰に聞けばいいですかね。
総理大臣に聞けばわかりますか？
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Posted by sunouchi on 2002年11月12日 02:48「なんで人を殺しちゃいけないのか。」なんてことに、そもそも答えはないと思います。
拷問を受けて殺されそうな人が目の前にいるときに、
・拷問死する前に殺す
・放置する
・自分が身代わりになる
どれを選ぶかはその人次第。
極限の状況の問題だと思います。
平和な世界では、進んで人殺しをする人なんていないと思うしね。
まぁ戦争の話題はかなり難しいとは思うけど、すぐ思いつく範囲で三つぐらい回答があがるかと思います。
その一 法律で決まっているから。
確か「戦争」というものは国際法でどういったものか定義されているはず。その延長でいえば「兵士である限り殺してもいい」となるらしい。だから誤爆っていうものがより注目を浴びるのであるし、一度犯した誤爆をひたすら隠そうとする。それは戦争だからといっても民間人を殺すことは犯罪だからです。これも法治国家の悪夢かもしれません。
その二 自分の為
戦争で人を殺しちゃあいかん、となったら真っ先に自分が殺されちゃうでしょう。というわけで「自己防衛のため」人を殺してもいい、と考えられます。一方日常生活でそんなことを認めたら怖くて夜も寝られないでしょう。というわけで殺しちゃあいかん、となるのかもしれません。
その三 種の保存の為
戦争で人を殺すという場合、「人」という部分に「相手」という言葉を代りに入れたら何となく罪悪感が薄れます。更に「宇宙人」なんてものを入れたらハリウッド映画になってしまいます。人間も動物であり、本能的に種の保存を考えて行動するのかもしれません。大抵戦争というものは種族間(人種、国籍、住んでいる場所とういろんなものを含む)で起こるものであり、自分の種がある意味、脅かされている状態だといえると思います。そういった場合本能的に相手を殺してしまうのにGOサインを出してしまうのかもしれません。
まぁあまりちゃんとした答えにはなっていないかもしれませんが、とりあえず思ったことを。
ちなみに私自身は戦争において相手を「殺していい」のではなく、「やむを得ず殺す」のではないかと思ってます。
「人を殺してはいけない」ではなくて「仲間を殺してはいけない」と歴史的には規定されてきました(今でもそうだけど)
ですから戦争で人(敵)を殺すことは特に悪いことではないわけですな
皆様、いろいろ教えて頂いてありがとうございます。
まじで悩んでいたのでホント参考になります。
そもそも「人」が何をさすのかというのが曖昧なんだなあと思いました。
他人全てを指すのか、加藤さんの言うように兵士を指すのか、ちきゅうさんの言うように敵をさすのか、それとも自分も含めた人間全てを指すのか。
自分まで含めると一気に胡散臭くなりますけどね。しかも須之内君の言うような究極の状況ってものが自分に降りかかっているところを想像して一気にぶるーになったり（笑）
で、たぶん私が一番よろしくなかったのは、良い悪いという問題と、罪に問われる問われないという問題をごっちゃにしていたことなのかも、と思う今日この頃です。