花が咲いた後、それが実になる。
小学校の先生が例え話に使いそうな、事実。
二月ほど前、
ウチに小さくて真っ赤な実をいっぱいつけたトウガラシがやってきた。
プリンプリンの実がシワシワになって、たまにポトンと落ちる。
トウガラシは小さいほど辛い。
この子、鷹の爪一本の辛味をそのままこの小さな体に凝縮させてる。
すこぶる辛い。
ポトンがポトンポトンの間隔になってきた頃。
淋しくなるなと思ってた頃。
・・・花が咲き出した。
実がなった後、花が咲いた?
二番花。
真っ白な星の形を紫に縁取った、辛さのかけらも無さそうな可憐な花。
先生、もっといい例え話が作れそうです。
そして今度の子は、濃い紫色のどんぐり形に変わりつつある。
人生楽しんでるねえ。