9/21に頼んだカンボジアとベトナムのビザが上がってくるのは、9/27。ここらでアユタヤへ出向いてみることにする。ふらりと駅へ12:52に着いて13:00発の電車に乗れ、こちらでは信じ難いこの日本的ペースには、今日一日を満足させるに足る程の喜びを感じてしまう。席の向かいは、タイのカメラ小僧だ。基本的にカメラを持っている人というのは、お金や日々の興味対象にある程度の余裕があるとの印象から、安心感を持つ。
そのカメラ小僧に教えてもらって、1バーツ(約3円)の渡し舟で、チャオプラヤ川を渡り、街へ。私が今回の旅行に旅立つ少し前「千と千尋の神隠し」がえらく人気だったが、あの映画を見た人だったら、この川を見て「腐れ神が・・・」なんて思ったのだろうか。ゴツゴツ岩と真っ青な水の長良川のそばで育った私には、アジアの土壌がこの土色の川を作ってるという事実に慣れるのに、少し時間がかかった。
宿の近くに、顔や体の一部が剥げ落ち、中のレンガが露出している仏像があった。何故か『ガラスの仮面』の月影千草を思い出す。
Posted by asummer