September 11, 2007

バイカル湖へ一泊。今夜からまたシベリア鉄道<Lake Baikal, Russia>

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(ありがちですが、バイカル湖の夕日)

昨日イルクーツクから一泊でバイカル湖畔へ。イルクーツクから60キロほど行ったところにあるListvyankaという湖畔の小さな村まで乗り合いバンで1時間。システムはモンゴルと同じように人が集まったら発車という感じだったのに、道はきれいだし、ギュウギュウ詰めにもならない快適な移動で、新鮮でした。いまのところロシアの印象は全くの先進国。

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(Listvyanka。ぼくらが泊まったのこの奥の方)

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(村の家にはそれぞれ庭にこんな感じできれいに花が植えてある。村はとてもいい雰囲気だったけど、人の姿はかなり少なかった印象)

Listvyankaは、バイカル湖を訪れるツーリストで栄えた場所のようで、ホテルやカフェがいっぱい。実はそこからさらに船でもっと村らしい村へ行くつもりだったのですが、船の時間が合わず、そして言葉の限界も感じて、Listvyankaに泊まることに。それでもListvyankaで、いきなりどこかの家庭を訪問してそこに泊めてもらおうと考えていて、泊めてくれそうな家を探して村を散策。でも、「こんにちは、ありがとう、英語話せますか」+数字少々のロシア語じゃやはりそう簡単にはいかず、それも断念。結局、一応"homestay"と名のついた民家風ゲストハウスに泊まることに。それはそれで快適でしたが。

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(泊まった民家風ゲストハウス。ちょっとは"homestay"気分だったので、家のおばさんに連れられて玄関で若い男二人に会うと、息子さんかな?と思ってロシア語で挨拶してみる。でも、流暢な英語で返事が帰ってきたので、あれ?と思って聞いてみるとイギリス人旅行者だった。しかも、結局朝までその女性以外の家族とは顔をあわせず。なんのこっちゃ)

バイカル湖は、世界最深(1637m)であることで知られる湖。旅していると、中学時代に地理で覚えた知識が目の前に現れるのが結構うれしいことの一つだったりしますが、バイカル湖もその一つ。すでに勝手に親しみを持ってました。でも、透明度40mというのはほんとかな?と思っちゃうぐらい普通の海みたいな感じ。これから列車で33時間かけて、バイカル湖の北端の町に行くのですが、そこでもう一度みてみます。

帰りにミュージアムに寄って、バイカル湖だけにしかいない淡水アザラシの姿をみて(小さな魚雷みたいな動きがかわいかった!)、また乗り合いバンでイルクーツクへ。

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(魚雷のような淡水アザラシ。顔が人面魚みたいで独特だったけど、動きがかわいくて好感度大)

イルクーツクに着いてからは、今日の夜の列車の食糧を買うためにまた大きなマーケットへ。クッキー類やパン類がとても豊富な印象。ピロシキはやはりどこにでもあります(中身はジャガイモのものや肉のものなどいろいろ。一つ40円ほど)。買出し以上に、ぼくは、マーケット内のカウンターでの立ち食いランチがうれしい。生ビール(大コップ)、グリルチキン(300gほど)、パン(チョコ&ポピーシード)を食べて全部で400円ほど。

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(マーケットで野菜を売る、村から出てきた風なおばあちゃんたち)
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(ソーセージ屋さん)

列車は夜10時半ごろ発。まず大きく北西へ移動し、途中から東向きに(地図参照)。Severobaikalskで降ります。

ロシア、居心地いいけど、あまりフレンドリーな雰囲気がない印象。都会的なせいか、ロシア人の気質か、もうちょっとみてみたいです。人の写真もかなり撮りづらい雰囲気。ま、それは日本でも同じかな。

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(濃い青のルートが今日から33時間の道のり。Tayshetからさらに西にMoscowまで延びるのがシベリア鉄道のメインルート。ぼくらが乗るそこから東行きの鉄道はBAM(Baikal-Amur Mainline)と呼ばれる線で、東は日本海まで達します。とりあえずSeverobaikalskで数泊の予定)


Posted by ykon at September 11, 2007 7:33 PM | トラックバック
コメント

村の感じがちょっと北海道みたいですね~(気温の低さを感じる空気の色です)。
バイカル湖おもしろそうです!ネッシーみたいなフシギな生き物がいそうです。

Posted by: n y at September 12, 2007 10:43 AM

家もカワイイですね~
バイカルアザラシ、いいなぁーーー!!
確かに真ん中にギュ!とよったような
顔してますよね・・・。
33時間の列車の旅・・・
またおもしろハプニングがありそうですね。

Posted by: Chie at September 12, 2007 12:25 PM

バイカル湖・・・きれいです。
なんか瀬戸内海の雰囲気が漂ってますね。
僕にとってはどこか懐かしい感じ。
バイカル湖周辺の民族と日本の縄文人のDNA(だったかな?)は90%くらい同じらしいですね。起源が似てるのかな?

写真、毎回ですが色がきれいですね。あの庭に咲いている花!スーパーマリオにでてくるフラワーみたいだ。

Posted by: ゆうき(大坂) at September 13, 2007 10:49 AM

the photos looks beatiful, I am very busy this week:(almost sick!!!hehe

Posted by: Michelle Zhao at September 13, 2007 5:17 PM

>nyさん

北海道みたいといわれるとそうかも!
どこの家も花がとてもきれいに植えられているのが
印象的です。バイカル湖は、生息している生物の70%が
バイカル湖にしかいない種ってのがすごいです。

>Chieちゃん

さすが、専門家!バイカルアザラシ知ってるんだねー。
「アザラシ概論」とかって授業があったり(笑)?
最近、飲んだくれのロシア人のおっさんに長々と
絡まれることが多くて結構うんざり。33時間は、そんなのばっかりで、
しかもいまいる町でも、その展開。外国人が珍しくて寄ってきて
くれるのはうれしいけど、酔っ払いがタチが悪くて参ってます。

>ゆうきくん

瀬戸内海っぽいのかー。バイカル湖はでかすぎて、ほとんど
海って感じだったよ。それなのに淡水っていうのが不思議な感じでした。
バイカル湖周辺には、アジア系の民族がいくつかいて、この辺で出会う
アジアっぽい人は大抵その人たちなので、彼らが日本人と近いのかもね。
今日も朝食堂で、白人だらけのなか、ぼくらの隣にアジア系の人がいて、
お互い親近感が沸いて、微笑み合ってしまったよ。

花、スーパーマリオのフラワーみたいってのは、そうかも(笑)。

>Michelle,

We are in a small city called Tynda. Everything is expensive in Russia and we are going to head back to China sooner than we had planned. We will be in Heilongjiang from the late Sep to the early Oct. Do you happen to go back home then?

You are busy which means you are getting a new contract, aren't you?
It's good to be busy once in a while ^^

Posted by: Yuki&Motoko at September 17, 2007 3:44 PM

Motoko,
unfortunately I can not back to hometwon that period, because my mother-in-law will coming to TJ.
these two weeks I am busy on Intex, tomorrow will do one day operation for them and will get the result on Friday.

Hope it's a good news!!!

Posted by: Michelle Zhao at September 18, 2007 5:37 PM

That's a pity you don't go back home, but hope you have a good time with your M-in-L.
I'm pretty sure you get the contract! If we do our best we can do much better than Soxxxx!
Please say hello to the J-manager.

Posted by: Motoko at September 20, 2007 1:53 PM
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