September 10, 2004

タイ仏教の修行へ……

3日前にバンコクを出て、今はタイ北部のチェンマイにいます。ここもまた大きな観光地の一つなのですが、バンコクとは異なり、北方の山岳民族の影響が現れていて、また違った雰囲気の町となっています。

また、チェンマイは仏教寺院が多いことでも知られ、昨日、おとといとバイクを借りて、二つのお寺にいってきました。

タイは国民の90%以上が仏教徒の国で、タイ仏教は、おそらく下の写真のようなオレンジ色などの服装をしたお坊さんで知られています。学術的な分類的で言うと、確か日本の「大乗仏教」とは異なる「小乗仏教」(間違っていたらご指摘下さい…)。その特徴は、記憶によれば、社会全体に対して働きかけるというより、より自分自身の精神面の鍛錬を主な目的としたものだったような。細かくは分かりませんが、とにかくタイ仏教では、瞑想(meditation、日本で言えば座禅にあたるのでしょうか)を中心に置いていて、精神的な安定を得ることを第一の目的としているようです。

一昨日行ったワット・スアンドックという寺(ワット=寺)では、お坊さんたちと話すことが出来たのですが、話しているうちに彼らの生活に興味が出てきて、

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(ワット・スアンドックの本堂の中。日本の渋いブッダに比べてどれも金ぴかでちょっとコミカルな表情をしているのが特徴か)

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(乗り合いバスに乗り込むお坊さんたち。お坊さんたちはすべての交通機関は半額ぐらいで乗れるとのこと)

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(一時間ほど話をしたお坊さん。この寺では、お坊さんと外国人の交流プログラムがあって、英語を学ぶ彼らがその練習もかねて、いろいろと話してくれます)

さらに昨日行った、ワット・プラ・タット・ドイ・ストープ(発音の仕方不明)とかいう寺でも、彼らの一人(カナダ人のお坊さん!)と話していたところ、その寺では、外国人用に数週間お寺に泊り込みで瞑想するというプログラムがあることが分かり、明日からそれに参加することにしました。といっても、数週間も時間は取れないので、おそらく3日(これが最低の日数)から5日ぐらいだけになると思いますが、とにかく、一度彼らの生活を体験してこようと思っています。朝から晩まで瞑想の上、晩飯はなしで午前中にしか食べ物を食べてはいけないということで結構きつそうなのですが(特に、午後は何も食べないなんて耐えられるのかどうか…)、どんなことになるのか楽しみです。
ちなみにその寺はタイ仏教においてタイ北部では重要な寺の一つらしく、600年前に作られたブッダ像などがおいてありました。

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(ワット・プラ・タット・ドイ・ストープの仏像。この中央の大きいやつが600年前のものだとか。でも金ぴかなので、そんなに古いというのはいまいち実感できません。この仏像はちょっと顔が露骨に笑いすぎなような気が…)

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(このお寺の一番の見所。この形をしているものを一般に「ストゥーパ」というようで、この中に仏舎利が入っているとか)

寺での生活を終えたあとは、一度ミャンマーへの国境を越えてビザを更新してきます。その後タイ北部をもうちょっと見たあとで、今度は本格的にミャンマーへと入ります。そしてできれば、陸路で中国へ抜けようと思っています(できるかどうかはいってみないと分かりませんが…)。

それでは、そんなところで。

日本では大きな地震や台風が来たとのことだけは新聞で読みましたが、みなさん大丈夫でしょうか……。猛暑の上にいろいろと続いて大変なようですが、くれぐれもみなさまお元気で。

また町に戻ってきたらHPを更新したいと思っています。

雄生&素子


Posted by ykon at September 10, 2004 5:51 PM | トラックバック
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