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- July 2003 Archives -

at 新疆喀什 on 13/Aug/1999

Posted by snotch at July 3, 2003 8:08 PM

エイティガール寺院の周辺は、ウイグルの人々の営みが凝縮しているようで、ここにいると、次から次へと人がやって来ては去ってゆく。遠くからやってきたらしい家族が、一家の大切な記念としてエイティガール寺院をバックに記念写真を撮る光景。そして、ここにくればとにかく人と物で溢れているのを知ってか、多くの物売りと路上生活者。

at 新疆喀什 on 14/Aug/1999

Posted by snotch at July 5, 2003 9:25 AM

カシュガルの表通りには、一階が商店、上階がアパートメントになっている、ファサードに凝った建物が並ぶ。開口部の上部にアーチ型の木彫りの装飾を備えているのが特徴のようだ。表通りといっても、車は少なく、人力リヤカーや馬車が今も現役。男性は皆ウイグル帽をかぶり、女性はスカーフで髪の毛を隠し、それぞれマイペースで通りを行き交う。道の脇には、スイカ、ハミ瓜の量り売り、布、革製品、刺繍帽を製作・販売する露店が、カラフルなパラソルを開いて商いしている。

エイティガール寺院から3分も歩くと、迷路状の路地が張り巡らされた住宅街にたどり着く。民家への入り口は、土壁に開いた小さなドアが路地に面しているだけで、あとの部分は全部土壁になっているから、本当に迷路のようだ。路地の上空をまたいで民家が連結している光景は特に珍しいわけでもなく、東京でも佃島などに行くと見られるが、素材が土色一色で部分部分がくっついているように見えるので、住宅地全体が一つの巨大な粘土細工のように感じられる。

at 新疆喀什 on 14/Aug/1999

Posted by snotch at July 7, 2003 7:43 PM

カシュガル市内の南側半分は漢族の住む地域になっていて、街の南北を分ける人民東路の南側にある人民広場には、ひときわ大きな毛沢東像がある。中国の西の最果てに、こんな巨大な石像。「ここまで、中華人民共和国だからね!」という中国政府の意気込みが、ありありと感じられる。あたりは閑散としているけれど、時折、漢人の軍人や家族連れが訪れては、記念写真を撮ってゆく。このあたりではマイノリティな漢人は、傍らから見る限り、やはり少々遠慮がちに生活している様に見えてしまう。

at 新疆喀什 on 14/Aug/1999

Posted by snotch at July 10, 2003 1:16 AM

ウイグルの人々は、オシャレだ。大人に全く引けをとらず、派手な衣装をまとった子供。しかも、よく似合っている。土埃だらけなのに、お姫様のような柄物のドレスを着て、鬼ごっこなどをしている。しかし、ここはまだ中国。股割れズボン(ズボンを下ろさずに用をたせる。よって、たまに見える。)は、ウイグル男児用ズボンにも採用され、なかなか人気のようだ。

つるむらさき -Malabar spinach-

Category : [Veg]
Posted by snotch at July 14, 2003 1:23 AM

つるむらさき (Malabar spinach)つるむらさき (Malabar spinach)
CO-OPで購入。現在のインド・ケーララ州辺りが原産とされる草。英語名ではマルバラホウレン草、或いはインドホウレン草といわれるように、葉は見た目・味ともにホウレン草に似ている。しかし、植物分類上は、ホウレン草とはまったく異なる種類らしい。熱帯植物なので成長には湿気が重要で、日本ではちょうど今頃の6月から8月が旬。適度な歯ごたえと、ちょっとしたヌメリのある茎がおいしい。

at 新疆喀什 on 14/Aug/1999

Posted by snotch at July 15, 2003 1:57 AM

町の東方の艾孜来提路(Izlati Rd.)は、カシュガルの中心部から郊外の農村へと続く大通りだ。買い物を済ませたウイグル人や、農作業に出かける男衆などが頻繁に行き交う。大通りから一歩それると、ポプラがびっしりと両側に並んだ小道へつづき、道幅が狭くポプラの木がのっぽなので、炎天下であっても常に心地よい木陰を歩いていける。このあたりの人々にとって、ポプラは空気や水のごとく、生きるために重要な資源。木陰を提供してくれるだけではなく、成長が早く、節が少ない良質の建材として、住居やモスクの屋根に使われる。

KOSS -THE PLUG Portable-

Category : [Fun]
Posted by snotch at July 16, 2003 6:27 AM

KOSS THE PLUG というイヤーフォンを、ヨドバシカメラにて1980ポイントで購入。

  • 耳栓と同じように、「やわらかいスポンジ」部分をモミモミしてつぶし、元の形に戻らないうちに耳穴にねじ込むようにして装着する。
  • 欧米人仕様なので、耳穴が小さい人は、「やわらかいスポンジ」を削るなどの処置が必要かもしれない。
  • このイヤーフォンを装着すると、耳たぶに風があたって振動として伝わってくる以外の音は、ほぼシャットアウトされるので要注意。
  • 低音部が効いた、KOSS独特の特徴ある音。
stereophone specifications



Frequency Response: 10-20,000 Hz

Impedance: 16 ohms

Weight: 0.25 oz w/o cord

Sensitivity: 112 dB SPL/1mW

Distortion: <0.3%

Ear Cushions:

Cord: Straight, Dual Entry, 4ft

Plug: 3.5 mm

at 新疆喀什 on 14/Aug/1999

Posted by snotch at July 17, 2003 11:26 PM

艾孜来提路(Izlati Rd.)をさらに東へ数キロ行ったところに、アパク・ホージャ墓(香妃墓 xiang fei mu)を中心とするモスク群がある。アパク・ホージャとその家族が葬られているのは確かであるが、中国名の香妃墓という別名から伺えるように、香妃への追悼の意も込められているモスクである。清朝時代、ホージャ一族の娘であった香妃は、乾隆(Qianlong)帝の妃子として迎えられた。その後の行方については諸説あるが、乾隆帝の皇太后に虐められて自殺に追い込まれた説、あるいは、乾隆帝に寵愛されて晩年まで都で過ごした説の二つが有力説らしい。いずれにしても、ここカシュガルでは、自殺に追い込まれた香妃は報われないなあという文脈で葬られていることになっている。実際の香妃の墓は、現在の河北省にあるとのこと。

エノコログサ -Bristle grass-

Category : [Tokyo Weeds Catalog]
Posted by snotch at July 19, 2003 11:55 AM

エノコログサ (Bristle grass)エノコログサ (Bristle grass)

locationlongitude:139.34.23.32 latitude:35.42.19.96
和名エノコログサ学名Setaria Viridus
別名ネコジャラシ科名イネ科
生態一年草分布北海道~沖縄
草丈20cm~80cm葉形線形
エノコログサは、雑草の代表といってもよいだろう。名前の由来は狗尾草から来ているといわれ、花穂をイヌコロの尻尾に見立てたネーミング。エノコログサといってわかってもらえない場合には、ネコジャラシと言うと、あっそれねとわかってもらえる。ネコジャラシは東京での方言で、東京だけ猫なのが面白い。
円筒状の花穂の外側に針状の長い毛が密生するのが最大の特徴で、学名の Setaria というのも刺毛という意味だ。手のひらの中に包み込むようにして軽く花穂を握り、握り具合を強めたり弱めたりを繰り返し、生き物のようににょきにょき動かして遊んだものです。

at 新疆喀什 on 15/Aug/1999

Posted by snotch at July 24, 2003 11:19 AM

今日は、町中の人々で大賑わいとなる日曜バザールの日。主に日用品を揃えた店が並ぶが、帽子やナイフなど、新疆の生活スタイルに不可欠な物品が特にバラエティに富んでいる。昼前になると、艾孜来提路(Izlati Rd.)は老若男女でごった返し、皆買い物袋をぶら下げて週一回の行事をこなしている。そして、普段、昼間は屋台の少ないカシュガルだが、この日ばかりは昼間から多くの屋台が営業する。バザールには、旅行者に必要なものはほとんどないかもしれないが、これほどのスケールのバザールはそうそうないから、カシュガルのお勧めポイントの一つに挙げられる。

タケニグサ -Plume poppy-

Category : [Tokyo Weeds Catalog]
Posted by snotch at July 27, 2003 6:02 PM

タケニグサ (Plume poppy)タケニグサ (Plume poppy)

locationlongitude:139.32.6.11 latitude:35.42.21.82
和名タケニグサ学名Macleaya cordata
別名チャンパギク科名ケシ科
生態多年草分布本州~九州
草丈100cm~200cm葉形円心形
道端や空き地で、他の雑草に比してひときわ大きな草丈なのがタケニグサだ。深い切れ込みのある、直径10~30cmはある大きな葉と、白粉で覆われたように葉裏や茎が白いのとで、空き地などでよく目立つ。7月~8月には、頂部に円錐花序を伸ばして多数の白色花をつけるので、さらによく目立つ。
タケニグサの花は、多数の雄蘂と中心部一本の雌蘂からなる花で、非常に精緻な容姿を持つ。蕾のときについている2枚の白いがくは、開花とともに落ちてしまうので、開花後、花弁を持たない花には’蘂’だけが残る。この花の寿命は1日限り。
野性的な本体を持ち、繊細な花をつけるタケニグサは、欧米では観賞用の宿根草として人気があるとか。日本では雑草の身分だけれど、よく見れば見所の多い草じゃないだろうか。

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Along roadsides and on a vacant lot, Plume poppy (Japanese calls "takenigusa") grows higher than the rest. Because of its deeply-lobated leaf between 20cm and 30cm in diameter and its white culm and under side of leaf as if be covered by face powder, it is prominent on a vacant lot. From July to August, it is much more prominant for masses of white flower growing panicles at the top of plant.

The flower of Plume poppy consist of androecium and a single pistil, and has well sophisticated appearance. Two pieces of white calyxes in its bud stage drop at flowering time, then after the bloom only a pistil and stamens are left without petal. This flower's life is for a single day.

I heared that Plume poppy which has a wild body and blooms sophisticated flowers is popular as ornamental jaundice root in Europe and the United States. In Japan, the position of weeds is given to "takenigusa", however is this second-sight impressive?

at 新疆喀什 on 15/Aug/1999

Posted by snotch at July 30, 2003 8:49 AM

日曜バザールをぬけて、カシュガルの街を自転車で散策する。カシュガルには美しい廟が点在しており、きれいにメンテナンスされている。普段は人気が少なく、訪れる観光客もほとんどいないようだ。サイード・アリ・アスランハン墓の裏手には広大な墓地があって、その光景は圧巻だ。ここでのお墓は、土を固めたキノコ型の帽子のような形態をしており、それぞれのお墓で、その形が少しずつ変化している。