November 20, 2002

山と海と丘

今日の朝見た夢について。

僕は夢の中で高校の修学旅行で、バスに乗っていました。
同級生との会話を楽しんでいると、バスが止まりました。
見ると、そこは山に囲まれた駐車場。
どうやら、トイレ休憩みたいです。
僕は余裕かまして、バスで待ってたのですが、
休憩時間終了間際、急に便意を催し、急いでトイレに。
しかしトイレは混んでいて何処も空いていません。
我慢できない僕は、トイレを飛び出し、そこら辺でしようとしたけど、
そこには必ず人がいて、僕は誰もいない場所を探してどんどん奥を目指し、山を登っていきます。

積もった落ち葉を踏みしめながら登っていき、
やがて生い茂る木々の間から見えてきたものは・・・

砂浜でした。
そしてそこから先には穏やかに揺れる鉛色の海が広がってたのです。

おしまい。

「なんだよ!」、「便意全然関係ないじゃん」って感じかもしれないですが、僕はこんな夢が大好きです。
こういう、山の中にあるはずのない砂浜、海が出現するとかいった飛躍、というか違和感、眩暈を僕は非常に魅力的に感じます。いまいちピンと来ない人もいるかもしれないですが、下の例でわかってもらえますでしょうか?

例)
ジョジョ41巻スタンド、ハイウェイスターのところで出てきた、トンネルの中にある部屋。
カプコンの「バイオハザード2」で、廊下の突き当たりのドアを開けたら、そこも廊下だった。

こういう位置的な飛躍だけでなく、時間的な飛躍とかも考えられますが、日常的に僕達が持っている平衡感覚(?)を狂わすものを目の前にした時に感じる眩暈。
ロジョ・カイヨワ『遊びと人間』で、遊びの分類の一つとして眩暈(イリンクス)を取り上げていましたが(ここでの眩暈とは違うものかもしれないですが)、こういう感覚はゲームに非常に適したものだと思います。

ps2_silenthill2.jpg
そんな感覚を最大限に生かしたゲームがあります。
それが『サイレントヒル』シリーズです。
このゲームでは、このような眩暈を引き起こすような飛躍を繰り返します。
この繰り返しで、プレーヤーの平衡感覚はぐらつき始め、現実と虚構の入り混じった世界に取り込まれていくのです。

勿論このゲームの良さはこれだけではないのですが。
ご賞味あれ。

Posted by kondo at November 20, 2002 11:46 PM
Comments

>おしまい。

ひょっとしてその時、布団の上は大変なことになってたんじゃあ...

Posted by: h.katou on November 21, 2002 01:38 PM

最近は夢も覚えてないなぁ.夢もみれない人生かぁ・・・(-_- )

Posted by: muramatsu on November 22, 2002 11:48 PM
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