October 28, 2002

うさぎや

ご要望にお応えして本日は「本郷近辺味めぐり~うさぎや編~」をblog版でお届けします。
なお、web版はこちらから。

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上野松坂屋前うさぎや。ここのどら焼きは絶品との話である。またどら焼き発祥の店であるとも言われている。当大学に関するイメージとしては距離的に近いということからも、「おみやげはうさぎやで」というものが昔からあるらしい。事実正門から徒歩15分。汗をかく暇もない。周りが賑やかな街並みなのに比べ、案外ひっそりとした佇まいである。下手したら通り過ぎてしまう感がある。ただ、屋根の上のうさぎがその店であることを物語っていた。
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最近ではここのどら焼きは、あまり贈り物として用いられないようである。もちろん当大学生が知らないという現状があるだろう。だがその原因には、贈られた本人が「うさぎや」=「大学」というイメージを持っていないことが、大きく寄与しているように思えるのである。今回プロジェクトとしては初回であるが、この「暗黙知」をupすることによって単にどら焼きだけはなく、このどら焼きの持つイメージそのものが再認識されることを願うばかりである。

 

<コメント>
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どらやきでそんなに他と比べて特別なヤツってある!?って思ってたけど、いざ食べてみてビックリ(>_<)有名なだけあるね。周りのスポンジからして違う!ふわふわでやわらかい!さらに肝心の中のあんこはとろけるようになめらかでおいしい!

どら焼きうまかったです。やわらかくてあったかくて、やっぱうまいもんはホントにうまいんですね。どら焼き食べるといっつも皮ばっかり食べてあんこが残ってしまうくらい皮好き(というより多量のあんこが苦手)なんですが、うさぎ屋のどら焼きは皮とあんことべすとまっちで、勢いあまって2個も食べてしまいました。ずっとこの辺に住んでるのに、うさぎ屋しらなっかったんですが武邑先生に感謝です。
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なによりも皮のもちもち感がいい。普通のどら焼きの皮は口に入ると融けてしまう が、こちらは歯ごたえがあって楽しい。たまごの香も、あんこの味も、飾り気がなく 素直でよし。

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どらやきとっても美味しかったです。さっぱりとしたあんこで、あとに残らないのがいいと思いました。一個の値段を聞いて、さらに美味しく感じました。

レストランではナンがお馴染みだが、インドの家庭では普段、チャパティを主菜に焼く。私が泊めてもらった農家には、フライパンは無かったように思う。竈の蓋の円盤状の石に、小麦粉を溶いたものを、丸く薄く流す。すぐに焼ける。長女(既婚)が次から次へと焼いてくれた。そのままでも美味しく、ママの味がした。実際には、チャパティでカレーやダールを掬うようにして食べる。
今回食したドラ焼きは、モチモチしたドラの食感に店の格を感じた。アンは甘めにつくってある。小豆の粒がつやつやとしていた。きめ細かいアンをつくり、そこに別に調理した小豆を加える、おそらく二段構えでアンを作ったのだろう。
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今回うさぎやのどら焼きを食べたのだが、そのときふと思った。一体どら焼きは誰が命名したのであろうか。かろうじて私には「どら」とは「銅鑼」であると予想がつく。おそらく今の子供たちにとっては「ドラ」えもん以外の何物でもないであろうが。


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あんこが好きじゃないボクにとって、どら焼きのメインは皮だった。あんこの入ってない皮だけのどら焼き(それをどら焼きと呼べるのかどうかは別として)があったらいいなと思っていた。でも、うさぎやのどら焼きを食べることによってそんなことはすでに過去の話になった。これまで抱いていたイメージを一口でぶち壊すような食べやすいあんこ。それに皮もやや厚め。さすがです。



うさぎや
住所:〒110-0005 東京都台東区上野1丁目10番10号
電話:03-3831-6195
定休日:水曜日
営業時間:午前9時~午後6時

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Posted by myojin at October 28, 2002 06:50 PM | TrackBack (3)